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権現堂公園

(ごんげんどう こうえん)

四季折々の花が咲き誇る、憩いの空間

埼玉県幸手市にある権現堂公園は、関東を代表する桜の名所として知られている広域都市公園です。約1キロメートルにわたって続く桜並木は、春には多くの花見客で賑わいます。季節ごとに異なる花々が咲き誇り、四季折々の美しさを楽しむことができます。

四季を通して花の色づきを楽しむ

幸手市には、権現堂堤に代表される美しい水辺と、緑豊かな自然があります。市では、この恵まれた環境を活かし、自然の生態系に配慮し、人と自然が共存できる景観づくりを進めています。桜で有名な権現堂堤ですが、「桜の季節が終わってからも四季折々に咲く花を」という思いから、紫陽花、曼珠沙華(彼岸花)なども植えられました。訪れるたびに異なる花の美しさを楽しむことができます。

桜の名所

江戸時代、日光街道と日光御成街道の分岐点にあたる宿として栄えた町が現在の幸手市。その北部にある県営権現堂公園内の幸手権現堂桜堤と呼ばれる堤防には、ソメイヨシノによる千本桜のトンネルが約1kmにわたって続き、隣には広大な菜の花畑が広がります。桜のピンク色と菜の花の黄色のコントラストが美しく、関東屈指の桜の名所となっています。

「権現堂」という地名の由来

「権現堂」(ごんげんどう)という地名の由来は、江戸時代後期に幕府が編さんした地誌「新編武蔵風土記稿」に記されています。村の中に「熊野権現社」「若宮権現社」「白山権現社」という三つの神社が一緒にまつられていたことから、「権現堂村」という名になりました。この神社の創建は天正年間(1573~92年)と伝えられています。

権現堂公園の概要

権現堂公園は、桜の名所として親しまれている権現堂堤や権現堂調節池(行幸湖)沿いに位置し、調節池特有の水辺景観等を活用しながら、1号公園(多目的運動広場、ジョギングコース、水生花園、駐車場)から4号公園(桜堤、駐車場)までの4つのエリアで構成されています。

公園の沿革
各エリアの紹介
1号公園 - 多目的運動広場

多目的運動広場(1号公園)は、少年野球やグラウンドゴルフが楽しめる球技広場や一面芝生の多目的広場、大型帆船などの遊具があります。休日には多くの家族連れで賑わいます。

2号公園 - ハッピー公園

令和4年10月に開園した2号公園は、レクリエーションを目的とした公園で、デイキャンプ場や大型遊具、草地広場を備えています。また、防災公園としてヘリポートやかまどベンチも備えています。

3号公園 - 万葉の公園

「歴史と文化の薫る万葉の公園」をテーマにした緑の多い公園で、梅、ハギ、フジバカマ等の万葉の花を楽しむことができます。

4号公園 - 幸手権現堂桜堤

約1000本のソメイヨシノが1kmにわたって咲き誇り、菜の花とのコントラストが美しい幸手権現堂桜堤は、毎年多くの花見客で賑わいます。また、6月には色とりどりの紫陽花、9月には真っ赤に染まる曼珠沙華(彼岸花)、1月には白い可憐な水仙が見ごろを迎えます。桜堤の中ほどには「峠の茶屋」があり、手作りのパンや地元の物産を販売しています。

イベント

桜まつり

毎春3月下旬~4月上旬にかけて、「桜まつり」を開催しています。桜のトンネルの淡いピンクと菜の花の黄色のコントラストが見事で、堤には物産店も出店し、たくさんの花見客で賑わいます。

あじさいまつり

桜の季節が終わった後も、6月にはあじさいが咲き誇ります。ボランティアの方たちが植えた100種、約10,000株のあじさいが堤を色鮮やかに彩ります。

曼珠沙華祭り

9月~10月にかけて、権現堂桜堤が真っ赤に染まる曼珠沙華(彼岸花)が見ごろを迎えます。市民ボランティアが大切に育てた約300万本の曼珠沙華が咲き誇ります。

水仙まつり

寒い冬に咲く白い可憐な水仙が見ごろを迎えます。NPO法人幸手権現堂桜堤保存会の会員が一生懸命植え、大切に育てた水仙をぜひご覧ください。

Information

名称
権現堂公園
(ごんげんどう こうえん)

春日部・越谷・久喜

埼玉県