緑豊かな北浦和公園にある「見る、創る、発表する」をコンセプトにした総合美術館で、グリッド(格子)を基調とした建物は造形的にもすぐれたものです。
埼玉ゆかりの美術家のほか、国内外の現代美術作品を多く収蔵。モネ、シャガール、ピカソなどの海外の巨匠から日本の現代作家まで、優れた美術作品をコレクションして展示しています。
また、ユニークなテーマを設けた企画展を随時開催しています。
館内に配置された自由に座れるグッド・デザインの楽しい椅子に腰かけてゆっくりと鑑賞できるのが魅力です。「椅子コレクション」と呼ばれる展示では、デザイナーが作り出した様々な形の椅子に自由に座って写真を撮ったりもできます。
ミュージアム・コンサートや講演会、親子で参加できるアート体感ワークショップなども開催。美術書とグッズをそろえたミュージアムショップや本格的なイタリア料理を味わえるレストランで、美術館をゆっくり楽しむこともできます。
主な収蔵作品です。また、立体作品は美術館周辺の「彫刻の森」と呼ばれる公園などで展示されています。
- クロード・モネ「ジヴェルニーの積みわら、夕日」(油彩・カンヴァス、1888-89年)
- 奥原晴湖「仙境群鶴図」(絹本着色、双幅、1905年)
- ジュール・パスキン「眠る裸女」(キャンバス、油彩、1928年)
- 吉川霊華「羅浮僊女」(紙本墨画淡彩、軸、1928年)
- カミーユ・ピサロ「エラニーの牛を追う娘」(油彩・カンヴァス、1884年)
- ピエール・オーギュスト・ルノワール「三人の浴女」(油彩・カンヴァス、1917年)
- モーリス・ユトリロ「旗で飾られたモンマルトルのサクレ=クール寺院」(油彩・カンヴァス、1919年)
- モーリス・ドニ「シャグマユリの聖母子」(油彩・カンヴァス、1925年)
- アンドレ・ドラン「浴女」(油彩・カンヴァス、1925年)
- 藤田嗣治「横たわる裸婦と猫」(油彩・カンヴァス、1931年)
- モイズ・キスリング「リタ・ヴァン・リアの肖像」(油彩・カンヴァス、1927年)、「赤いテーブルの上の果実」(油彩・カンヴァス、1944年)
- パブロ・ピカソ「静物」(油彩・カンヴァス、1944年)
- ポール・シニャック「アニエールの河岸」(油彩・カンヴァス、1885年)
- 奥原晴湖「秋景山水」(1878年)、「仙境群鶴」(1905年)
- 橋本雅邦「長江晴楼図」(絹本墨画淡彩、1幅、1895年)
- 斎藤豊作「フランス風景II」(1910年頃)
- 武内鶴之助「アラシの夕」(1912年)
- 下村観山「巌に島」(絹本著色、六曲一双、1915-16年)
- 森田恒友「会津風景」(油彩・カンヴァス、1916年)、「緑野」(1926年頃)
- 林倭衛「西洋婦人」(1923年)、「別所沼」
- 小村雪岱「青柳」(絹本著色、1924年頃)
- 田中保「裸婦」(油彩・カンヴァス、1924年)
- 佐伯祐三「門」(油彩・カンヴァス、1925年)
- 高田誠「浦和風景」(1929年)
- 菊沢武江「群鶏」(1929年)
- 小茂田青樹「春の夜」(1930年、埼玉県指定有形文化財)
- 跡見泰「石川島」(1930年)
- 倉田白羊「山ふところ」(油彩・カンヴァス、1933年)
- 斎藤与里「暁の金剛山」(1938年)
- 渡辺武夫「老図書館長Tさんの像」(1941年)
- 小村雪岱「おせん」(1941年頃)
- 山路真護「水の幻想」(1947年)
- 四方田草炎「裸婦」(1949年)
- 寺内萬治郎「裸婦」(油彩・カンヴァス、1954年)
- 瑛九「曇」(油彩・カンヴァス、1959年)
- 須田剋太「私の曼陀羅a」(油彩・カンヴァス、1964年)
- 瓦井開一「リスボン郊外」(1966年)
- 里見明正「鏡の前」(1968年)
- 奥瀬英三「雲と甲斐駒」(1970年)
- 川村親光「土手の春」(1973年)
- 金子徳衛「卓上B」(1982年)
- 田中実「遥」(1984年)
- 寺井力三郎「赤いソファー」(1984年)
- 上田薫「ジェリーにスプーンC」(油彩・カンヴァス、1990年)
- 加藤勝重「響」(1986年)
- 小川游「砂丘・平砂浦」(1992年)
これらは美術館の収蔵作品の一部です。