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羽生水郷公園

(はにゅう すいごう こうえん)

水を取り入れた豊かな自然が広がる都市公園

羽生水郷公園は、埼玉県羽生市大字三田ヶ谷、与兵衛新田に位置する埼玉県営の都市公園(広域公園)です。東北自動車道羽生ICのすぐ東側に位置し、菖蒲田や修景池など水を取り入れた施設を中心に整備されています。園内には全国でも珍しい淡水魚だけを展示する「さいたま水族館」もあります。

また、水鳥の池やバーベキュー場、多目的広場などがあり、水辺を利用したカヌー体験やボートによる探検ツアーも実施されています。

公園の歴史と整備

羽生水郷公園は1981年(昭和56年)に菖蒲田・修景池などの水を取り入れた施設を中心に整備されました。1983年(昭和58年)10月には、公園敷地内にさいたま水族館が開設され、「生物と自然」を主題とした文化教養型レクリエーションの拠点となるよう整備されました。園内には国内でも数少ない「ムジナモ(食虫植物)の自生地」があります。

ムジナモの紹介

ムジナモ(貉藻、狢藻)は、モウセンゴケ科ムジナモ属の多年草の水生植物で、1属1種の食虫植物です。日本を含む世界各地に分布していますが、自然環境下での生息地は50カ所程度と少ないです。浮遊性の水草で、根は発芽時に幼根があるだけで通常はありません。葉がハエトリグサと同じく二枚貝のような捕虫器官になっており、ミジンコなどの動物プランクトンを捕食します。

ムジナモは羽生市に自生しており、その自生地は国指定天然記念物に指定されています。ムジナモは分岐して増えることが多いですが、まれに開花し種子で子孫を残すこともあります。7月から8月頃のよく晴れた日に白い花を咲かせ、その開花時間は正午から1時間程度です。花の大きさはマッチ棒の先端ほどです。

羽生水郷公園の施設・設備

羽生水郷公園には多くの施設と設備があり、訪れる人々にさまざまな楽しみを提供しています。以下は主な施設・設備の一覧です:

主要施設

植生と景観

Information

名称
羽生水郷公園
(はにゅう すいごう こうえん)

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