埼玉県鴻巣市にある「花のオアシス」は、春には約4万本のチューリップ、秋には遅咲きのひまわりが咲き誇る、四季折々の花を楽しめる公園です。花き生産発祥の地である寺谷(てらや)地区にあり、季節ごとに美しい花々を鑑賞できる魅力的なスポットです。
花のオアシスでは、春になると市民ボランティアによって植えられた約40,000本の色とりどりのチューリップが見頃を迎えます。4月上旬に開催される「チューリップまつり」では、赤や黄色、白、オレンジ、ピンクなどのチューリップが来場者を迎え、美しい光景が広がります。
チューリップまつりの期間中には、チューリップ球根掘り出し体験(有料)や花の寄せ植え体験(有料)、多肉植物の寄せ植え体験(有料)など、多彩なイベントが開催されます。また、ふれあい動物園も開かれ、家族連れで楽しむことができます。
5月末には、咲き終わったチューリップの球根掘り体験(有料)が実施されます。これは、訪問者が自分でチューリップの球根を掘り出し、自宅で育てる楽しみを提供するものです。この体験は、多くの参加者に喜ばれています。
花のオアシスでは、9月下旬から10月中旬にかけて遅咲きのひまわりも楽しむことができます。秋のひまわり畑は約3,800平方メートルの広さを誇り、約4万7千本のひまわりが咲き誇ります。この時期には、園内の花々を眺めながらのんびりと過ごすのがおすすめです。
園内には花々を見渡せる位置にベンチが設置されており、訪問者は座ってゆっくりと花畑を楽しむことができます。秋のひまわりは特に見応えがあり、埼玉県のクールスポット100選にも選ばれています。
花のオアシスは、鴻巣市の花き生産発祥の地である寺谷地区に位置し、その歴史は古くから続いています。花のオアシスの花々は、市民ボランティアによって植えられ、手入れされています。ボランティアの熱心な活動により、訪れる人々が楽しめる美しい景観が保たれています。春と秋の花のイベントは、地域の活性化にも貢献しています。
花のオアシスは、JR「鴻巣線」より徒歩約8分の場所に位置しています。アクセスも良好で、地元の人々だけでなく遠方からの訪問者にも親しまれています。公園周辺には観光スポットも多く、花のオアシスを訪れた後は周辺の散策も楽しめます。