回遊式庭園として知られる名園です。この美しい庭園は、熊谷市内を流れる星川の水源である「玉の池」を中心にしています。
庭園の整備は、慶応年間から明治元年にかけて、熊谷宿の本陣を務めていた竹井澹如が池の周囲に別邸を建て、木や竹を植え、名石を集めて庭園を作り上げたものです。
昭憲皇太后や秩父宮雍仁親王、大隈重信、徳富蘇峰など多くの皇族や政界の重要人物たちもこの庭園を訪れました。
元々は「池ノ亭」と呼ばれていましたが、昭和初期に京都大徳寺の牧宗禅師がこの地を訪れ、「星溪」と名付けました。
1950年に熊谷市へ譲渡される際に「星溪園」と改名されました。建物は老朽化が進んでいたため、平成2年から4年にかけて建物と庭園の修復が行われました。
修復工事では、星溪寮、松風庵、積翠閣という3数寄屋風の建物が建てられ、格式高い雰囲気が再現されました。
9:00~17:00
11月~2月 9:00~16:00
月曜日(休日の場合は翌日)
年末年始(12月27日~1月4日)
庭園入園・積翠閣ギャラリー 無料
JR熊谷駅から徒歩で10分
秩父鉄道上熊谷駅から徒歩で3分