東京都と埼玉県にまたがる陸上自衛隊朝霞駐屯地内にある「陸上自衛隊広報センター」は、その愛称「りっくんランド」として広く知られています。ここでは、自衛隊の装備品を間近で見たり、体験型の展示を通して自衛隊の仕事について学んだりすることができる博物館・広報施設です。陸上自衛隊のマスコットキャラクターの「りっくん」から名前をとった「りっくんランド」の愛称でも呼ばれています。
陸上自衛隊の歩みや遺産を知ることができ、戦闘車両や対戦車ヘリコプターなどの実際の戦闘機や装備品が展示されています。さらに、「3Dシアター」や「フライトシミュレータ」、「射撃シミュレータ」などの臨場感あふれる疑似体験コーナーもあり、子供から大人まで楽しむことができます。
90式戦車や対戦車ヘリ「AH-1S」など、迫力の実機展示が人気を集めています。対戦車ヘリ「AH-1S」についてはフライトシミュレータも体験でき、パイロット気分を満喫できます。その他、隊員の装備を実際に身につけることができる体験コーナーや射撃シミュレータも完備されています。
国道254号沿いに位置し、「見て、触れて、体感して」をコンセプトに、陸上自衛隊の組織や任務を学べる施設です。最新鋭の16式機動戦闘車や10式戦車、対戦車ヘリコプターなどを間近で見学でき、体験型イベントも毎月開催されています。入場は無料です。
自衛隊の大規模広報施設としては、長崎県佐世保市の海上自衛隊佐世保史料館、静岡県浜松市の航空自衛隊浜松広報館に次ぐ3番目の施設として、2002年4月に開館しました。入館は無料です。
10式戦車や20式小銃をはじめ、地下指揮所の再現など、陸上自衛隊の主な装備類が多く展示されています。服装や装備品の体験コーナーや射撃シミュレータなどもあり、来館者は疑似体験ができます。オープンシアターや3Dシアターでは通常の訓練風景や国際連合平和維持活動、災害派遣および自衛隊音楽まつり等の映像が上映されています。
館内の売店では、自衛隊に関係した菓子やグッズ等の土産品を購入できます。
2020年春に一時閉館してリニューアル工事を行い、最新鋭の16式機動戦闘車を展示するなど、展示品の更新・移動が行われました。
展示車両等は、用途廃止車両として全国の駐屯地等に保管展示されていたものや試験期間の終わった試作車などです。試作車は部隊配備されている量産車とは細部が異なっています。
現在の朝霞駐屯地に1941年から終戦まで存在した旧陸軍予科士官学校(通称「振武臺(振武台)」)の史料を展示する記念館です。振武臺記念館は、旧陸軍予科士官学校にまつわる展示品や旧軍関係の資料などを展示し、朝霞駐屯地や郷土の歴史を紹介しています。広報センターに隣接しており、広報センター経由で時間帯限定で見学が可能です。