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巾着田 曼珠沙華 公園

(きんちゃくだ まんじゅしゃげ こうえん)

500万本ものヒガンバナが咲き誇る

巾着田(きんちゃくだ)は、日高市内を流れる高麗川(こまがわ)の蛇行によって形成され、その形状が巾着に似ていることから、巾着田と呼ばれるようになりました。

地元では「川原田」とも呼ばれています。この地域には8世紀に高句麗からの渡来人が移り住み、湾曲した高麗川を利用して田畑を開墾し、稲作を始めたと言われています。

この地は直径約500メートルで面積約22ヘクタールの平地であり、四方を高麗川に囲まれています。

かつては広大な水田が広がっており、昭和40年代に日高町が巾着田を取得し、昭和50年代から60年代にかけて草藪を刈ったところ、大規模なヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華)の群生地が現れ、報道されるようになりました。

このヒガンバナは、上流部からの土砂と共に川に運ばれた球根が流れ着いた結果だと考えられています。1996年には日本一の木製トラス橋である「あいあい橋」が完成し、観光地として整備されました。

川原では、季節を問わずキャンプを楽しむ人々が多く見られます。特に夏場には、川の内側の弧状の部分は流れが緩やかなため、小さな子供を連れた家族でにぎわいます。

季節ごとに菜の花やコスモスなどの花々が咲き誇りますが、特に秋には曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が一面を真紅に染め上げ、まるで赤いじゅうたんを敷き詰めたかのような美しさが広がります。

毎年9月から10月にかけて、高麗川沿いの河川敷に広がる5.5ヘクタールの群生地では、ヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華)が見頃を迎えます。この地は日本一のヒガンバナ群生地であり、祭りなどのイベントも開催され、多くの観光客でにぎわいます。

この巾着田では、500万本もの曼珠沙華が木立の中で咲き誇り、幻想的な空間を作り出します。

同じく秋に咲くコスモスと共に、鮮やかな色彩で訪れる人々を迎えるでしょう。

また、ヒガンバナ以外にも春には桜や菜の花、夏にはアジサイやハス、秋にはコスモスも楽しむことができます。さらに、カワセミやムササビなど、さまざまな野鳥や小動物も観察できます。

この美しい巾着田は、多くの人々に魅了されて年々訪れる人数も増えています。

Information

名称
巾着田 曼珠沙華 公園
(きんちゃくだ まんじゅしゃげ こうえん)
リンク
公式サイト
住所
埼玉県日高市高麗本郷125-2
営業時間

8:00~17:00

定休日

年末年始(12月29日~1月3日)

料金

曼珠沙華開花時期のみ公園内入場は有料
大人 500円
中学生以下 無料

駐車場
有料 1台500円 185台
アクセス

西武池袋線 高麗(こま)駅下車 徒歩約15分
JR川越線・八高線 高麗川(こまがわ)駅下車 徒歩約40分
JR高麗川駅から国際興業バス、高麗駅 経由 飯能駅行に乗り「巾着田」下車 徒歩約3分
西武池袋線 飯能駅から国際興業バス、高麗川駅行・埼玉医大国際医療センター行に乗り「巾着田」下車 徒歩約3分

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