図書館、美術館、博物館が融合した、まったく新しいコンセプトの文化複合施設であり、ところざわサクラタウンのランドマーク的存在です。アート、文学、博物学などのジャンルを超えて知識を再編成した、他に類を見ないミュージアムです。
角川武蔵野ミュージアムは、図書館、博物館、美術館が組み合わさった複合文化施設です。建物は地上5階建てで、隈研吾氏が設計を担当しました。
ミュージアム内では書籍や資料は貸し出されず、館内で閲覧することができます。
展覧会としては、2020年に「米谷健+ジュリア展 だから私は救われたい」が開催され、2022年には「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」という体感型デジタルアート展が開催されました。
各階の施設は以下の通りです:
1階:
- グランドギャラリー:企画展やイベントが開催されるスペース。自然、科学、芸術、博物、服飾、環境、社会など、物語を持つものを展示。大胆な構成でユニークなメッセージを伝える実験的な展示を行う約1,000㎡の空間。
- マンガ・ラノベ図書館:約3.5万冊のライトノベルやマンガが収蔵されています。世界最大の所蔵数を誇り、KADOKAWA刊行や他の出版社のライトノベルも含まれています。
- 源義庭園:角川書店創業者の角川源義が愛した泰山木や秋の七草、しだれ桜をデザインした庭園。マンガ・ラノベ図書館のチケットで入場可能(荒天時は閉鎖)。
2階:
- メインエントランスロビー:館内施設の案内や入場ゲートとなるエリア。
- ロックミュージアムショップ:角川武蔵野ミュージアムのオリジナルグッズや工芸品などを販売しています。
- 角カフェ:隈研吾氏が内装を監修したカフェ。所沢名産のさつまいもを使用したオリジナルスイーツなどを提供。
3階:
- EJアニメミュージアム:日本のアニメ文化を独自の切り口で紹介するミュージアムです。
- ショップ:アニメ関連商品が販売されています。
4階:
- 本棚劇場:高さ約8メートルの巨大な2階層にわたる本棚劇場で、KADOKAWAグループの書籍や個人蔵書が収蔵されています。プロジェクションマッピングも行われます。
- エディットタウン-ブックストリート:本棚が街区のように配置されたエリア。本の息づかいを感じる"街"のような図書空間。約2.5万冊の本が並び、世界を読み解くための「9つの文脈」に基づいた選書が展示されます。
- エディットアンドアートギャラリー:荒俣宏監修の展示が行われるギャラリースペース。
- 荒俣ワンダー秘宝館:荒俣宏監修の妖怪やUFOの展示が行われます。驚きに満ちた展示が体験できます。
- ワークショップルーム:ワークショップが開催されるスペース。
- レクチャールーム:講演会などが行われるスペース。
5階:
- 本棚劇場:本棚劇場の続きです。
- 武蔵野回廊:武蔵野の自然や文化などを紹介・展示するエリア。
- 武蔵野ギャラリー:武蔵野の自然や文化に関する展示が行われるギャラリースペース。
- SACULA DINER:地産地消のオリジナルアイデア料理を提供するカフェ&レストランです。