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トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園

(こども もり こうえん)

ムーミンの世界が広がる、緑豊かな空間

ムーミンの物語の世界観を再現した都市公園です。緑豊かな自然の中で、子供も大人も自由に遊び、創造性を育むことができる空間として、多くの人々に愛されています。

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園は、埼玉県飯能市大字阿須に位置する都市公園です。北欧の童話の世界をモチーフにしたこの公園は、緑豊かな自然環境の中で、訪れる人々が爽やかな風や木漏れ日を感じながら自由に遊ぶことができる空間を提供しています。園内には個性的で想像力をかき立てる建物が点在し、誰もがそれぞれのスタイルでくつろげる場となっています。

公園の施設

公園内には「ムーミン屋敷」をはじめとするムーミン関連の施設が多数あります。これらの施設では、ムーミンの作者であるトーベ・ヤンソンの資料が展示されており、ムーミンの世界を体験することができます。また、ムーミン関連の書籍を所蔵している小規模な図書館もあります。

トーベ・ヤンソンとのつながり

この公園は、北欧の童話作家トーベ・ヤンソンとの手紙のやり取りから生まれました。公園内には彼女の想いが随所にちりばめられており、訪れる子どもから大人まで、すべての生き物や草花が共存し、自由に時間を過ごせる空間が広がっています。

トーベ・ヤンソンのプロフィール

トーベ・ヤンソンは1914年にヘルシンキで生まれました。彼女は画家、挿絵作家、風刺漫画家、小説家、童話作家として知られ、「ムーミン」シリーズを発表し、世界的に高い評価を受けています。彼女は国際アンデルセン賞をはじめ、多くの賞を受賞しました。また、ムーミンに関連する本のほかにも12の小説や短編小説を執筆しており、様々なジャンルで作家として称賛されています。

ライトアップ

公園では毎週土曜日、日曜日、祝日の夜間にライトアップを実施しています。このライトアップは日没から20:30まで行われ、「豊かな闇」を感じる時間を提供します。

公園の歴史

この公園は、飯能市の職員がトーベ・ヤンソンに送った一通の手紙が契機となり、建設省の平成記念子どものもり公園事業の指定を受けて整備されました。公園は1997年7月1日に「あけぼの子どもの森公園」として開園し、阿須運動公園と同時に開園しました。公園の名称「あけぼの」は、阿須地区周辺の入間川沿いから発掘されたアケボノゾウの化石に由来します。また、公園北側にはアケボノスギ(メタセコイア)が植林されています。2010年6月1日には約半年間のリニューアルを経て再オープンしました。

受賞歴と改称

1998年度には手づくり郷土賞を受賞しています。開園20周年を迎えた2017年には、指定管理者制度の導入に伴う公園施設のリニューアル計画が公表され、同年6月1日にトーベ・ヤンソンの姪であるソフィア・ヤンソンの承認のもと、「トーベ・ヤンソンあけぼの子供の森公園」と改称されました。

主要施設

ムーミン屋敷: 地上3階、地下1階の建物で、ムーミンの世界を体験できます。
子ども劇場: 2階にホールがある施設で、様々なイベントが開催されます。
森の家: 地上2階の建物で、1階にはトーベ・ヤンソンの資料が展示され、2階にはムーミン関連の書籍や絵本が所蔵されています。
水浴び小屋: 公園内の自然を楽しむための施設です。

設計とカフェ

施設の設計は村山雄一によるもので、ムーミンのキャラクター人形は設置されていません。2018年6月には、オープンサンドやデザートなどを販売するカフェが園内にオープンしました。

Information

名称
トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園
(こども もり こうえん)

飯能・所沢

埼玉県