ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターに関する資料館です。作者が買い取った湖水地方の農家を再現した建物や、初版本などの貴重な資料を見ることができます。
『ピーターラビットのおはなし』の作者、ビアトリクス・ポター(1866~1943)が1905年に買い取った、英国湖水地方にあるヒルトップ農場を再現した資料館です。世界的にも類を見ない大東文化大学のビアトリクス・ポター蔵書コレクションの中でも特に貴重な書籍や原画などを一般公開しています。
資料館ではビアトリクス・ポターがどのような人物であったかについてのパネル紹介、今まで制作されてきたピーターラビットグッズの展示、絵本に登場する庭の風景を再現したジオラマなどを見ることができます。
世界中から愛されているピーターラビットですが、その作者のことはあまり知られていません。その人物はイギリスの女性絵本作家、ビアトリクス・ポターです。ここでは絵本作家以外にも幅広い分野で活躍した彼女の生涯や作品について知ることができます。
資料館の外観や内観にはイギリスのヒルトップハウスが再現されており、まるでピーターラビットの絵本の世界に入り込んだかのような体験ができます。アニメ鑑賞や絵本を読めるスペースもあるため、子どもも一緒に楽しめます。
ピーターラビットは、全世界シリーズ累計発行部数1億5000万部を超えるベストセラーキャラクターです。この世界中で親しまれているピーターラビットの作者であるビアトリクス・ポターの資料館が、埼玉県東松山市の「埼玉県こども自然動物公園」内にあります。隣接地にキャンパスが所在する大東文化大学が運営しています。
「ピーターラビットのおはなし」「こねこのトムのおはなし」「ひげのサムエルのおはなし」などの絵本で知られる童話作家のビアトリクス・ポターの資料を展示する資料館です。建物はポターが経営したイギリスの湖水地方国立公園にあるヒルトップ農場を、埼玉県こども動物自然公園内の敷地内に忠実に再現し、2006年4月に開館しました。
大東文化大学図書館・英米文学科が所蔵する世界的にも類を見ないコレクションの中から、特に貴重な書籍、原画、直筆手紙などを一般公開しています。
当時、イギリスに研究に行った同校の教授が街中の古本屋で作品を見つけたが、手持ちがなかったため、大学と相談をして大学が購入しました。
また、大東文化大学はPETER RABBIT Go Green Projectをサポートしています。このプロジェクトは「自然と人間と動物の共存」をキーワードに、企業・個人の枠を超えて「自然のためにできること」を実践していくものです。大東文化大学は当プロジェクトに賛同するサポーター団体として、環境保護活動を展開しているイギリスナショナル・トラストに対し、ビアトリクス・ポター資料館入場料の一部を寄付しています。
『ピーターラビットのおはなし』(英語: The Tale of Peter Rabbit)はビアトリクス・ポターが文章および挿画を手掛けた子ども向けの絵本です。いたずら好きのピーターラビットが、マグレガーさんの庭でいたずらをし、見つかって追われるが、結局脱出することができたという内容です。
物語は1893年に、ポターの元家庭教師、アニー・カーター・ムーアの5歳の息子ノエル・ムーアのために執筆されました。1901年にポターによる改訂を経て自費出版され、その後、いくつかの出版社から出版を断られましたが、商業出版として1902年にフレデリック・ウォーン社より刊行されました。この本は商業的な成功を収め、その年のうちにすぐ複数回増刷されました。
この本は36もの言語に翻訳され、4500万部も売れたオールタイム・ベストセラー作品です。