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埼玉県こども動物自然公園

(さいたまけん こども どうぶつ しぜん こうえん)

動物たちとのふれあいと自然体験が満喫できる

埼玉県東松山市にある埼玉県こども動物自然公園は、約46ヘクタールの広大な敷地に、約160種類の動物たちが暮らす動物園。通称は「SCZOO」です。コアラやキリン、レッサーパンダなどの人気動物から、クオッカやグンディなど珍しい動物まで、様々な動物たちとの出会いが楽しめます。汽車型自動車「彩ポッポ」も人気があります。

動物たちとのふれあい

園内には、比企丘陵の自然が広がり、コアラやカンガルーなどオーストラリアの動物がいる東園のほか、こどもの城やフンボルトペンギン生態園「ペンギンヒルズ」など、多くの楽しみがあります。特に「eco(エコ)ハウチュー」では、グンディやキボシイワハイラックス、世界一小さなシカのプーズー、クオッカなど、日本で見られるのはこの動物園だけです。冬の風物詩である「カピバラ温泉」も大人気です。

主な飼育動物と施設

園内には、多くの飼育動物と施設があります。北園にはキリン舎「キリンテラス」があり、国内初の全面ガラス展示を備えた屋内展示室でキリンを間近に観察できます。また、乳牛コーナーでは乳しぼり体験ができ、食卓に欠かせない牛乳が「ウシ」という動物の乳であることを実感できます。レッサーパンダ、フェネック、ヤブイヌ、プレーリードッグ、ミーアキャット、マヌルネコなど、多様な動物たちも飼育されています。

「ecoハウチュー」には、グンディやビスカチャ、ハダカデバネズミなどの小さな動物たちが暮らしており、2022年にはスナネコも仲間入りしました。東園には、コアラやオオカンガルー、ミナミコアリクイ、カピバラなどのオーストラリアの動物がいます。特に「クオッカアイランド」では、オーストラリア以外では当園だけでクオッカを見ることができます。

「ペンギンヒルズ」は、フンボルトペンギンが住むチリのチロエ島の自然を再現した世界最大級の生態園で、ペンギンたちが波の中を泳ぐ様子や、緑に囲まれた丘を歩き回る姿が観察できます。隣には世界最小のシカ、プーズーがいます。

遊びどころ

園内には、子どもたちが初めて動物たちに出会う「なかよしコーナー」があり、ポニー乗馬コーナーでは引き馬での乗馬体験ができます。「こどもの城」には、すべり台や図書室など親子で楽しめる施設があり、「ビアトリクス・ポター™資料館」ではピーターラビットの作者に関する資料が展示されています。また、「冒険の森」ではアスレチック施設があり、子どもたちが体をおもいきり動かして遊ぶことができます。

園内を巡る「彩ポッポ」

園内を巡る蒸気機関車型のバス「彩ポッポ」は、正面入口前から東園の集合広場まで約20分かけて走り、主要箇所に乗降場が設けられています。平日には5往復、休日には9往復運行されており、園内を快適に移動できます。

公園の周辺環境

公園の周辺には比企丘陵の豊かな自然が残り、近くの物見山公園では4月にツツジが、岩殿観音正法寺では6月にガクアジサイ、12月には大イチョウの黄葉など季節の移り変わりを感じることができます。公園に隣接して散策路やクロスカントリーコースも整備されており、自然観察も楽しめます。

動物園のみどころ

なかよしコーナー

子どもたちが初めて動物たちに出会う場所であり、すべての人が親しめる動物たちが待っています。

ポニー乗馬コーナー

引き馬での乗馬体験をすることができます。

キリンテラス

2022年3月、国内最大のキリンの屋内展示室としてオープンしました。国内初の全面ガラス展示となっています。ぜひキリンの大きさを体感してください。

乳牛コーナー

乳しぼり体験を通じて、食卓にはなくてはならない牛乳が「ウシ」という動物の乳であるということが実感できます。

レッサーパンダ舎周辺の動物たち

レッサーパンダ・フェネック・ヤブイヌ・プレーリードッグ・ミーアキャット・マヌルネコが暮らしています。

マヌルロック

2021年にマヌルネコがすむ乾燥した岩場をイメージした屋外展示場「マヌルロック」がオープンしました(室内にいる場合もあります)。

ecoハウチュー

「昼ゾーン」にはグンディやビスカチャ、「夜ゾーン」にはハダカデバネズミやウスイロホソオクモネズミなど、ネズミの仲間をはじめとした小さな動物たちが暮らしています。2022年にスナネコも仲間入りしました。

東園の動物たち

コアラ

コアラやオオカンガルーなどのオーストラリアの動物や、ミナミコアリクイ、カピバラも見ることができます。

クオッカアイランド

2020年にオープンしました。クオッカに会えるのは、オーストラリア以外では当園だけ!展示時間が曜日によって違うので要チェック。

ペンギンヒルズ

フンボルトペンギンがすむチリのチロエ島の自然を再現にした世界最大級の生態園。波の中を泳ぐ様子や、緑に囲まれた丘を歩き回る姿が観察できます。隣には世界最小のシカ、プーズーがいます。

こうのいけ

コウノトリ舎が「こうのいけ」として2022年7月5日にリニューアルオープンしました。コウノトリが生息していた田園風景をイメージし、生物多様性のある環境の創造がコンセプトになっています。かつて埼玉県の湿地帯に生息していたニホンコウノトリやシラコバトをはじめ5種の鳥を一緒に観察することができます。

遊びどころ

こどもの城

すべり台や図書室など、親子で楽しめる施設があります。

ビアトリクス・ポター™資料館

ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターに関する資料館です。

冒険の森アスレチック

体をおもいきり動かすことができる広場やアスレチックがあります。

動物園施設・主な飼育動物

北園

キリン舎「キリンテラス」

アミメキリン、キボシイワハイラックスがいます。2020年5月に開園40周年を迎えるのを記念して、19年度と20年度の2カ年計画でキリン舎をリニューアルし、2022年3月8日に、ガラス張りの屋内展示室を備えた「キリンテラス」としてリニューアルオープンしました。

シラコバト舎

シラコバト、ニホンキジがいます。

ヤギ餌やり体験コーナー

ヤギ、ザーネンがいます。

ポニー乗馬コーナー

ポニー、ケヅメリクガメ、ノスリ、チョウゲンボウがいます。

ポニー舎

ポニー、ハツカネズミ、メンフクロウがいます。

フラミンゴコーナー

ベニイロフラミンゴ、チリーフラミンゴ、マダガスカルトキ、ハワイガン、サカツラガン、ツクシガモなどがいます。

どんぐりのもり

ニホンリス、フクロウ、モリフクロウ、マレーモリフクロウがいます。

キツネザル舎

ワオキツネザル、アカエリマキキツネザルがいます。

なかよしコーナー

ウサギ、モルモット、チンチラ、ミニチュアホース、ヤクシマヤギ、コリデール、サフォーク種、ミニブタ、クビワペッカリー、アヒル、ガチョウ、バリケン、ハリスホーク、マゼランワシミミズク、ルリコンゴウインコ、ヒワコンゴウインコ、ヨウスコウワニ、ボアコンストリクター、アルマジロトカゲ、アルダブラゾウガメなどがいます。

ぴょんぴょん村

ウサギがいます。

カワウソ舎

コツメカワウソがいます。

乳牛コーナー

ホルスタイン、ジャージー種、ブラウンスイス、ガンジー種などがいます。

カンムリシロムク舎

カンムリシロムク、コサンケイ、シロクロゲリ、ニシムラサキエボシドリ、ライラックニシブッポウソウ、ツキノワテリムク、オシドリ、アカガシラカラスバトがいます。

マーラ舎

マーラ、ヒメマーラがいます。

レッサーパンダ舎

レッサーパンダ、シロフクロウがいます。

マヌルネコ舎 屋外放飼場「マヌルロック」

マヌルネコがいます。

ヤブイヌ舎

ヤブイヌがいます。

ミーアキャット舎

ミーアキャット、フェネックがいます。

プレーリードッグ舎

オグロプレーリードッグがいます。

小動物舎「ecoハウチュー」

スナネコ、グンディ、パンパステンジクネズミ、デグー、マタコミツオビアルマジロ、ビスカッチャ、ウスイロホソオクモネズミ、レッサースロ ーロリス、セバタンビヘラコウモリ、チビフクロモモンガ、フクロモモンガ、フサオネズミカンガルー、ハイイロジネズミオポッサム、ホンシュウモモンガ、ウスイロホソオクモネズミ、ハダカデバネズミがいます。

プーズー舎

プーズーがいます。

フンボルトペンギン生態園「ペンギンヒルズ」

フンボルトペンギンがいます。

クジャク舎

インドクジャク、ミナミジサイチョウ、ギンガオサイチョウがいます。

シラコバト繁殖ケージ

シラコバト、シロクロゲリ、コサンケイがいます。

サイチョウ舎

ミナミジサイチョウ、カンムリコサイチョウ、ギンガオサイチョウ、ナキサイチョウ、オシドリ、アオガン、コサンケイ、オウギバトオオサイチョウ、サイチョウがいます。

コウノトリ舎「こうのいけ」

ニホンコウノトリ、シジュウカラガン、シラコバト、タンチョウ、マナヅル、クロツラヘラサギがいます。

東園

コアラ舎

コアラ、ミナミコアリクイ、フタユビナマケモノ、シマオイワワラビー、ホウシャガメ、スッポンモドキがいます。

カンガルーコーナー・クオッカアイランド

オオカンガルー、クアッカワラビー(クオッカ)、オーストラリアガマクチヨタカ、ワライカワセミがいます。

エミュー放飼場

エミューがいます。

ピクニック広場バードケージ

オカメインコ、ベニインコ、コキサカオウム、ヤシオウム、フトフムネアカゴシキ、キンカチョウ、セキセイインコ、ヒメウズラ、テンニョインコがいます。

カピバラ・ワラビー広場

カピバラ、ベネットアカクビワラビーがいます。

シカとカモシカの谷

ホンシュウジカ、ニホンカモシカがいます。

その他の施設

天馬の塔(正式名称は「国際児童年記念塔」)

基部にタイムカプセルが納められており、開園50周年となる2030年5月5日に開封することになっています。

ポニー乗馬コーナー

恐竜コーナー

こどもの城(正式名称は「国際児童年記念館」)

1981年11月1日に開館しました。かつては入場は別途有料でしたが、2021年6月に入場料を無料としました。

こどもの城

レストランガゼボ

ジャブジャブ池

コバトンロード(「シカとカモシカの谷」に架けられた歩道ウッドデッキ)

コバトンとりで

森の教室

野外ステージ

もりカフェ

ビアトリクス・ポター資料館(大東文化大学が所有)

動物病院(非公開)

彩ポッポ

動物園内を走る蒸気機関車型のバスです。電動の機関車に2両の客車が連結されています。

ルートは「正面入口前」から園内を回って「東園(集合広場)」までを約20分かけて結び、主要箇所に乗降場(一部は降車のみ)が設けられています。平日5往復、休日9往復運行されています。

公園の歴史と理念

埼玉県こども動物自然公園は、昭和53年2月に次代を担う子どもたちが動物および比企丘陵の自然と調和できるよう計画され、「子どもが動物と親しむ」、「子どもが自然の中で情操と科学心を養う」、「子どもがリラックスして遊べる」の基本理念のもとに、昭和55年5月に開園しました。79.2ヘクタール(うち46.1ヘクタールは動物園、33.1ヘクタールは散策路・クロスカントリーコース)に及ぶ広大な敷地には、200種以上の動物が飼育されており、埼玉県内最大の動物園です。

Information

名称
埼玉県こども動物自然公園
(さいたまけん こども どうぶつ しぜん こうえん)

川越・東松山

埼玉県