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菓子屋横丁

(かしや よこちょう)

昔懐かしい駄菓子屋が軒を連ねる

素朴で昔懐かしい味を守り続ける菓子作りの店が軒を連ねる菓子屋横丁があり、昔懐かしい菓子の香りが漂う魅力的な観光名所になっています。

香ばしい醤油の焼ける匂いや、ニッキやハッカ飴、駄菓子、だんごなど、昔ながらの手法で作られる飴菓子やカルメ焼きなど、懐かしい思い出が蘇るような駄菓子が数多くあります。

菓子屋横丁の歴史は、1796年(寛政8年)に鈴木藤左衛門がこの地で江戸っ子の好みに合った気取らない菓子を作り始めたことから始まりました。それ以降、のれん分けによって周囲に菓子屋が増えていきました。

関東大震災以降は、被害を受けた東京に代わって菓子屋横丁が駄菓子の製造供給の拠点となりました。千歳飴や金太郎飴、水ようかん、かりん糖などの江戸菓子を製造し、全国に出荷していました。

昭和初期には70軒以上の店舗が数々の菓子を作り、卸していました。現在では店舗数は20数件に減りましたが、石畳の風情が残る町にはハッカ飴や金太郎飴、工夫を凝らした駄菓子など伝統的な手法で菓子を作り続ける店舗が並んでいます。

中でも注目は「飴」です。駄菓子のイメージがありますが、以前は「飴屋横丁」としても知られるほど、飴作りが盛んな場所でした。季節の花やフルーツをイメージしたカラフルな飴は見た目も楽しく、お土産に最適です。

菓子屋横丁では、駄菓子の飴細工をイメージした色とりどりのガラスが散りばめられた石畳の道に、電柱は茶色に塗られ、駄菓子店が並ぶノスタルジックな雰囲気が広がり、大人も子供も童心に帰って楽しめる、観光地として人気です。

また、環境省の「かおり風景100選」にも選定されています。

蔵造りの町並み

仲町の交差点を過ぎると、広がる空の下には「蔵造りの町並み」(重要伝統的建造物群保存地区)が広がります。この通りは、電線が地中化され、観光客が歩きやすいように整備されています。

川越のシンボルである「時の鐘」は、「残したい日本の音風景」100選にも選ばれ、寛永年間から現在まで1日4回、時を告げています。

蔵造りの町並みの横道に入ると、すぐに「菓子屋横丁」の入口が現れます。「菓子屋横丁」に足を踏み入れると、ハッカ飴や駄菓子、だんごなど、ほのかな懐かしい香りが漂います。

Information

名称
菓子屋横丁
(かしや よこちょう)
リンク
公式サイト
住所
埼玉県川越市元町2
電話番号
049-224-5940
営業時間

店舗によって異なります

定休日

店舗によって異なります

料金

無料

アクセス

西武新宿線「本川越」駅・東武東上線「川越市」駅より徒歩約20分

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