埼玉県越生町にある五大尊つつじ公園は、春になると約10,000株のツツジが咲き誇り、まるで五色の絨毯を敷き詰めたような美しい風景が広がることで知られています。樹齢300年を超える古木も数多く残されており、歴史と自然が融合した貴重な公園です。
この公園は、木造五大明王像が祀られていたことからその名が付けられました。五大尊の境内には、樹齢約300年を超える古木が多く残っており、歴史的な価値も高い場所です。
五大尊つつじ公園は、約3ヘクタールの広さを誇ります。この公園には、斜面を埋め尽くすように10数種類(オオムラサキ・ヤマツツジ・リュウキュウ・ベニギリ・クルメ・ヒラドヨドカワ・コチョウ・クレノユキ・ミヤギノ・サラサドウダンなど)のツツジが約10,000株植えられています。関東屈指のツツジの名所として、その美しさは広く知られています。
4月下旬から5月上旬にかけて、白、朱紅、淡紅、紅紫の色鮮やかな花が咲き誇り、新緑の季節に美しい景観を楽しむことができます。
五体の明王像が祭られている五大尊の石段両側には、350年以上前に植えられたと伝えられる古木が鮮やかに咲き誇ります。隣接するつつじ公園は、約10,000株のツツジが咲き競う関東屈指のツツジの名所です。
五大尊花木公園のツツジは見頃を迎えると、周辺の新緑とマッチして一層鮮やかに彩られます。江戸時代に寺僧が植えたと伝えられるツツジは、特に隣接する五大尊境内に多く残されており、樹齢350年以上の古木が数多く見られます。
五大尊の山裾を鮮やかに彩るツツジは、江戸時代に寺僧が植えたのが始まりとされています。特に隣接する五大尊境内にあるツツジは、樹齢300年以上の古木が多数残されています。越生町では、この貴重な財産を観光資源として活用するため、周辺の32,471㎡を都市公園に指定し、約10種類10,000株のツツジを植栽して整備しました。
平成28年度には、越生郷黒岩村(現:越生町大字黒岩)出身の江戸日本橋承認「鈴木金兵衛」の夢を実現する事業として、四国八十八箇所写し霊場コースと、西国・番頭・秩父を合わせた百観音写し霊場コースを整備しました。この霊場を巡ることにより、全国の霊場を巡るのと同じ御利益を得ることができるとされています。
4月下旬から5月上旬には、五大尊つつじ公園を舞台に「五大尊つつじ祭り」が開催されます。毎年、5月3日早朝には禊をした男子が五大尊の石段を一気に駆け登り、本尊が納められている厨子の扉を開ける「御戸扉」という伝統的な儀式も行われ、毎年多くの観光客で賑わいます。
つつじ祭りは、もともと八十八夜の日に行われていたお祭りでしたが、昭和30年代から五大尊のお祭りと一緒に行われるようになりました。12種類、約10,000株のツツジが咲き誇る関東屈指のツツジの名所として、多くの人々に親しまれています。
関東屈指のツツジの名所である五大尊つつじ公園は、その美しい景観と歴史的な背景から、訪れる人々に深い感動を与えています。ぜひ一度、その美しさを体験してみてください。