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川越・氷川神社

(ひかわ じんじゃ)

風鈴のトンネルが涼しげな古くからの「縁結びの神」

氷川神社は、川越の総鎮守として崇拝されている神社です。古墳時代(541年)に創建されたと言われ、1842年に建てられた現在の本殿は建設が始まり、美しい彫刻が施されています。

江戸城と川越城を築城した室町時代後期(15世紀)の武将の太田 道灌が、この神社を篤く崇拝し、それ以来川越の総鎮守とされ、歴代の川越藩主によって厚い保護を受けました。

古くから「家族の和を願う神」として親しまれ、また「縁結びの神」としても知られており、今でも多くのカップルがここで結婚式を挙げています。

例大祭は毎年10月に開催され、関東三大祭りの一つとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

また、「山・鉾・屋台行事」として全国で33件がユネスコの無形文化遺産に登録され、その中には川越氷川祭の山車行事も含まれています。

氷川神社

氷川神社は、埼玉県川越市宮下町にある神社で、川越氷川神社とも呼ばれています。川越市内には14社の氷川神社が存在していますが、この神社は太田道灌から川越の総鎮守として崇敬を受けてきました。川越藩主や歴代領主もこの神社を敬愛しました。

川越まつり(川越氷川祭)は、国の重要無形民俗文化財に指定されており、毎年10月14日に氷川神社で「例大祭」が執り行われます。また、祭りの直後には「神幸祭」と「山車行事(祭礼)」も行われます。

氷川神社では、「境内の玉砂利を持ち帰り、大切にすると良縁に恵まれる」という言い伝えが古くから伝わっています。そのため、本殿前には白い玉砂利が置かれており、巫女が麻の網に包んで神職がお祓いする「縁結び玉」が毎朝8時から20個頒布されています。

また、夏には七夕を含む時期には境内に2,000個以上の江戸風鈴が飾られ、願いを書いた短冊が結ばれる「縁むすび風鈴」という祭りも盛大に行われます。

歴史

氷川神社の歴史は古く、541年(欽明天皇2年)に入間川で夜な夜な光るものが現れたことを氷川神の霊光と信じ、この地に氷川神社が建てられたと伝えられています。また、1457年(長禄元年)には河越城を築いた太田道灌が当社を訪れ、和歌を詠んでいます。

川越藩の歴代藩主たちもこの神社を敬愛し、酒井忠勝や堀田正盛、松平斉典などが社殿の建設に携わりました。かつては県社の地位を持っていましたが、現在は神社本庁の別表神社となっています。

1948年(昭和23年)には境内から祭祀用の石剣が発掘され、この地が5世紀を中心とする古墳時代に集落が形成され、祭祀が行われていたことが明らかになりました。そして、2003年(平成15年)には「絵馬のトンネル」が設けられました。

社殿と境内

社殿と境内には以下のような特徴があります。

また、境内には日本有数の木造の大鳥居があります。社号は勝海舟が書いた扁額が掲げられています。舞殿もあり、宝永元年(1704年)に建てられ、囃子や奉納芸能が行われます。

境内には「払いの川」と呼ばれる場所があり、人形流しのイベントが行われます。

祭事や年中行事

祭事や年中行事について以下のような内容があります。

小江戸川越春の舟遊

川越氷川神社の裏に広がる新河岸川は、春になると素晴らしい風景が広がるお花見スポットとして知られています。川沿いには約500mにわたる桜並木があり、満開の桜が華やかに咲き誇ります。

特に4月上旬の週末には、「小江戸川越春の舟遊」という優雅なイベントが開催されます。このイベントでは、和舟に乗って桜の花見を楽しむことができます。川から眺めると、桜のトンネルが美しく広がり、水面には桜の花びらが浮かんでいる様子も見られます。この花筏の光景は絶景であり、多くの人々がその美しさに魅了されます。

Information

名称
川越・氷川神社
(ひかわ じんじゃ)
リンク
公式サイト
住所
埼玉県川越市宮下2-11-3
電話番号
049-224-0589
定休日

なし

料金

無料

駐車場
無料 250台
アクセス

JR・東武東上線「川越駅」下車 東武バス神明町車庫行「喜多町」より徒歩約5分
西武新宿線「本川越駅」下車 徒歩約20分

関越自動車道「川越」ICより約15分

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