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秩父七湯 御代の湯 新木鉱泉

(ちちぶ ななとう みよのゆ あらき こうせん)

200年以上の歴史を持つ温泉宿で、こちらの温泉は「御代の湯」として知られます。

秩父七湯の中でも最も歴史のある宿です。創業は文政十年(1827年)であり、秩父札所の4番目にあたる金昌寺の門前宿として知られ、巡礼者のための宿として栄えました。

大正時代になるまでは一般的に「湯屋」と呼ばれていましたが、地名の新木をとって「新木鉱泉」に変わりました。

創業以来、大規模な建て替えが行われていないため、宿内には当時の趣が多く残っています。

初代のお菊婆さんが恒持神社の神様の導きによって泉源を発見したと伝えられ、泉質の良さが評判となりました。創業当初から昭和戦後までは地元の人々も湯治場として利用していました。

その後、西武鉄道の開通により、都内や関東圏からの客が増え、新木鉱泉は主に旅館として利用されるようになりました。

泉質は単純硫黄冷鉱泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)であり、源泉温度は15℃です。冷鉱泉のため、加熱しています。

なめらかな肌触りから「卵の湯」とも呼ばれ、湯質が肌に良いことから、女性に人気があり、「美人の湯」とも称されています。

神経痛、リュウマチ、胃腸病、冷え性、外傷、美容に効果があると知られています。大浴場には「御代の湯」、男性専用に「地蔵の湯」、女性専用に「子育ての湯」、そして露天風呂には「親子の湯」があります。

また、日帰り温泉も利用できます。観光やハイキングなどで疲れた際に、ぜひ利用してみてください。建物も古く、柱などが当時のまま残っており、当時の雰囲気を感じることができます。

秩父七湯

秩父七湯(ちちぶななとう)は、秩父地方に存在する7つの特定の温泉地を指す呼称です。

これらの温泉地は、特徴として源泉温度が低い鉱泉であるか、そうであったことが挙げられます。現在では温泉法の規定を満たしているため、全てが温泉として認められていますが、一部の温泉地は今でも鉱泉としての名前を使用し続けています。

これらの7つの温泉地は江戸時代に選定されたと言われており、現在でもそのうち3つが残っています。

Information

名称
秩父七湯 御代の湯 新木鉱泉
(ちちぶ ななとう みよのゆ あらき こうせん)
リンク
公式サイト
住所
埼玉県秩父市山田1538
電話番号
0494-23-2641
駐車場
無料 30台
アクセス

秩父鉄道秩父駅・皆野駅または西武鉄道西武秩父駅から西武観光バス三沢線に乗車、金昌寺バス停下車

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