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武甲酒造

(ぶこう しゅぞう)

秩父の風土が育んだ伝統の日本酒

埼玉県秩父市に蔵を構える武甲酒造は、江戸時代から続く歴史ある酒蔵です。秩父の名峰・武甲山から湧き出る清冽な水を使用し、伝統的な製法を守りながら、質の高い日本酒を造り続けています。

武甲酒造 株式会社

武甲酒造株式会社は、埼玉県秩父市宮側町に本社および工場を置く日本の伝統ある酒造会社です。武甲酒造の創業は江戸中期の1753年(宝暦3年)で、現在の場所に柳田総本店を建てるまで、良質の水を求めて数度の移転を繰り返しました。

酒造蔵、殻蔵、枯らし蔵は8代目・長谷川亀吉によって数年にわたって建てられました。店舗の建物は7代目によって建てられ、秩父谷に残る最も古い建物となっています。現在、13代目蔵元・長谷川浩一が「武甲正宗(ぶこうまさむね)」ブランドの日本酒を醸造販売する老舗酒造メーカーです。今日の秩父谷に残る最も古い店構えの面影を残しています。

良質な水を求めて

酒造りには常に良質の水が要求されます。そのため、武甲酒造は数度の移転を経て現在の場所に店を構えました。秩父民話の「七ッ井戸」にも知られるように、どんな日照りにも涸れることのない質と量ともに素晴らしい「平成の名水百選・武甲山伏流水」で酒を造っています。この名水は、武州秩父の銘酒「武甲正宗」の品質を支えています。

伝統と品質の証

武甲正宗は、数多くの品評会や鑑評会で幾多の受賞歴を誇り、その品質は広く認められています。今後も武甲正宗は、小蔵の手造り酒としての伝統を守り続け、さらに品質向上に挑んでいます。

仕込み水

武甲酒造の敷地内の中庭には、平成の名水百選に選ばれた「武甲山伏流水」の内井戸が2ヶ所あり、常時湧き出ています。この伏流水を仕込み水として使用しており、訪問者は容器を持参すれば自由にこの名水を持ち帰ることができます。

蔵見学

武甲酒造では蔵見学を受け付けています。

文化財

武甲酒造の建物は国指定登録有形文化財に指定されています。

登録有形文化財(建造物)

登録年月日: 2004年(平成16年)2月17日

種別: 産業3次/建築物

登録基準: 国土の歴史的景観に寄与しているもの

武甲酒造柳田総本店店舗

年代: 1751年 - 1829年(江戸後期)建築

構造: 木造2階建、金属板葺、建築面積329m²

受賞歴

武甲酒造の「武甲正宗」は、全国新酒鑑評会において多くの金賞を受賞しています。

全国新酒鑑評会

平成21酒造年度: 「武甲正宗」金賞受賞

令和2酒造年度: 「武甲正宗」金賞受賞

令和3酒造年度: 「武甲正宗」金賞受賞

令和4酒造年度: 「武甲正宗」金賞受賞

Information

名称
武甲酒造
(ぶこう しゅぞう)

秩父・長瀞

埼玉県