埼玉 観光ガイド

埼玉県にはさいたまスーパーアリーナ、大沼公園、御岳山などの観光スポット、たたら祭り、秩父夜祭、川越まつりなどの観光イベント、ぼたん鍋、五家宝、天覧山などのご当地グルメがあります。

埼玉県は関東地方の中央に位置する海のない県で、東京都と接して通勤に便利なことから東京のベッドタウンにもなっています。埼玉県は関東平野の中にあるため平地が多く、そのため農業が盛んな県でネギやブロッコリーといった野菜の生産は全国で5位以内の規模を誇ります。

埼玉県はさいたまスーパーアリーナ、ソニックシティ、西武園ゆうえんち、トトロの森、鉄道博物館、所沢航空発祥鬼面間、さいたま市大宮公園サッカー場、ジョン・レノンミュージアム、川口市立グリーンセンターといった有名な観光、イベント施設が含まれています。

そのためコンサートなどイベントやスポーツの試合観戦などのための埼玉県を訪れた人も多いでしょう。また、イオンレイクタウンなど日本最大級のエコ・ショッピングセンターなどもあり週末になると大変な賑わいをみせます。

埼玉県は関東平野の中にあるため、標高の高い山などはありません。そして自然豊かな奥秩父を含み、ライン下りや冬の名物である「三十槌の氷柱」など四季の景観を楽しむことができます。

奥秩父は自然をいかした観光施設やキャンプなどがあり、都心から僅か1時間半程度の距離で森林浴をできる場所として観光リゾート地になっています。

埼玉県は小鹿野温泉大竜寺源泉や秩父温泉などいくつかの温泉地もあり、特に秩父温泉は江戸時代から観音霊場巡りをする人達に利用されて賑わっていた温泉地です。秩父温泉は山に囲まれた温泉地で、自然の風景の楽しみながらゆっくり温泉に浸かって日々の疲れを癒すことができます。

埼玉県は深谷ねぎや草加せんべい、秩父そばなどの特産品があり、口にしたことがある人は多いでしょう。氷菓・ガリガリ君を製造している赤城乳業株式会社は埼玉県に本社があり、工場見学などが行われているため、ガリガリ君ファンなど多くの人が訪れています。

埼玉県では11回を迎える「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」といったイベントなども開催されており、B級グルメファンが多く訪れます。

埼玉 のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

時の鐘

蔵造りの街並みが残る、小江戸・川越のシンボル

遷喬館の北東約300mに木造の鐘楼がある。1671(寛文11)年城主阿部正春が時刻を知らせるため造らせたが、火災で亀裂が生じたため、1720(享保5)年当時の城主永井直信が改鋳したもの。 高さ182cm、直径76cm、重さ750kgの鐘には大判20枚が入っているといわれ、造られてから現在まで、維新の動乱期を除いて6時、正午、15時、18時に、澄んだ音色を響かせている。 平成8年環境庁(現環境省)主催の「残したい日本の音風景百選」に選定された。 時の鐘の概要 時の鐘(ときのかね)は、埼玉県川越市に位置する歴史的な鐘楼で、川越のシンボルとして知られています。この鐘楼は江戸時代に建設され、現...»

三十槌の氷柱

神秘的な冬の絶景!自然が織りなす氷の芸術

岩清水が凍り作り上げられる氷の芸術、奥秩父の冬の名勝。寒さが厳しくなっていくと徐々にその姿を現していく。 ライトアップの時期は幻想的でロマンティック。氷柱の見学できる時期は気温・天候によって変わるが、1月下旬~2月中旬頃。 三十槌の氷柱の概要 三十槌の氷柱は、埼玉県秩父市大滝地区に位置する自然の造形美で、冬季に形成される巨大な氷柱が観光名所として知られています。寒さが厳しくなる1月から2月にかけて、滝や岩壁から流れ落ちる水が凍りつき、見事な氷柱が出現します。その幻想的な光景は、多くの観光客を魅了します。 地理と自然環境 三十槌の氷柱は、秩父多摩甲斐国立公園内の渓谷に位置し、周囲は豊か...»

三峯神社

春日造りの本殿が重厚な雰囲気を放つ神社

三峯神社は、日本武尊が東征の際に建てられたと伝えられており、かつては山伏の修行道場として栄えました。現在でも「三峰講」の信仰の対象として、多くの人々から崇敬を集めています。 パワースポットとしての三峯神社 最近ではパワースポットとしても注目を集めており、特に縁結びの神社として知られています。この神社は秩父神社・宝登山神社とともに「秩父三社」の一つであり、拝殿の手前には珍しい「三ツ鳥居」があります。 狼を守護神とする特徴 三峯神社では狼を守護神としており、狛犬の代わりに神社の様々な場所に狼の像が鎮座しています。これは他の神社にはない特異な特徴で、多くの参拝者がこの狼の像に興味を持っていま...»

小江戸蔵里

江戸情緒を残す蔵造りの街並み、産業観光館

埼玉県川越市にある小江戸蔵里は、明治8年(1875年)に創業した旧鏡山酒造の酒蔵を改装した複合施設です。江戸情緒を残す歴史ある建物の中で、地域の特産品や郷土料理を楽しんだり、日本酒を試飲したりすることができます。 国の登録有形文化財に指定されている明治時代から昭和時代にかけて建てられた酒蔵を再利用した、「おみやげ処(明治蔵)」「まかない処(大正蔵)」「ききざけ処(昭和蔵)」の3つの蔵、そして「つどい処(展示蔵)」があります。 施設の構成 おみやげ処(明治蔵) 明治蔵「おみやげ処」では、小江戸川越ブランド産品の販売コーナー、お菓子の実演販売コーナー、喫茶コーナー、そして観光情報コーナーが...»

川越城 本丸御殿

豪華な唐破風と貴重な歴史の遺産

川越城は1457年に、扇谷上杉持朝が、太田道真・道灌父子に命じて築城させました。 川越城本丸御殿は、1848年に時の川越藩主・松平斉典が造営したもので、玄関・広間部分が当時の面影を残しています。ほかに富士見櫓跡や土塁・空堀が往時を物語っています。 川越城本丸御殿は、入母屋造りであり、豪華な大唐破風と霧除けが特徴です。 広さは間口19間・奥行5間で、大きな玄関と車寄せを備えています。また、36畳の大広間は板間で玄関と区切られており、奥にはさおべり天井で囲まれた9尺の廊下があります。建物の広さは165坪です。かつては16棟、1025坪の広大な敷地を持っていました。 明治時代になると廃城令に...»

越生梅林

越生野梅、白梅、紅梅の花が咲き誇る

越生梅林は関東地方で最も有名な梅林の一つで、埼玉県入間郡越生町に位置し、越辺川を挟んで梅園神社の向かい側に広がっています。この広大な梅林は、水戸偕楽園や熱海梅園とともに、「関東三大梅林」の一つとされ、約2ヘクタールの敷地に約1,000本の梅の木が植えられており、多くの観光客を魅了しています。 越生梅林の歴史 越生梅林の歴史は南北朝時代(約1,350年前)に遡ります。当時、武蔵国小杉村に九州の大宰府から現在の梅園神社に分祀された際、菅原道真にちなんで梅の木が植えられたことが始まりとされています。この歴史ある梅林は、越生町のシンボルとして大切に守られてきました。 戦後の梅林の発展 越生梅林...»

浦山ダム・秩父さくら湖

日本屈指の大ダムと湖畔に桜が咲き乱れるダム湖

浦山ダムは、埼玉県秩父市浦山に位置する荒川水系の浦山川に建設された、雄大なスケールと美しい自然景観で知られる多目的ダムです。このダムは荒川水系の浦山川をせき止めていて、重力式コンクリートダムとして、日本で2番目に高い堤体(156m)を誇り、秩父地方のシンボル的存在です。 ダムには広い遊歩道が整備されており、内部には高低差132メートルのエレベーターや堤体内ギャラリーが設けられ、ダムの機能や構造を学ぶことができます。また、約500段の階段がダム外側に設置されており、スリル満点の体験ができます。 ダムに隣接する浦山ダム防災資料館「うららぴあ」には、ジオパーク秩父特設ギャラリーもあり、多くの見学...»

埼玉県こども動物自然公園

なだらかな丘陵地帯に位置し、ポニーやウマ、ウサギ、ニワトリ、ヒツジなど約40種類約450匹の草食動物が主な特徴の施設です。 ここでは子供たちが動物たちと触れ合いながら楽しみながら学ぶことができます。乗馬コーナーや乳しぼり体験ができる乳牛コーナー、さらには恐竜コーナーやコアラの展示もあります。 広大な敷地面積79.2ヘクタール(そのうち46.1ヘクタールが動物園、33.1ヘクタールが散策路・クロスカントリーコースとして整備)を利用した、埼玉県内最大の動物園です。 放し飼いにされている動物もおり、200種以上、1600点以上の飼育動物が存在します。特に、世界で唯一のオーストラリア以外の動物園...»

所沢航空発祥記念館

ジェットエンジンの形をした建物の中には、初めて成功した国産機である会式一号機をはじめ、実際に使われていた航空機やヘリコプターが展示されています。 さらに、大型の映像館ではモデルアニメーションが上映され、所沢の歴史や航空の発祥地であることを紹介する所沢メモリアルギャラリーもあります。 日本初の飛行場である「臨時軍用気球研究会 所沢試験場」が、1911年4月に開設され、ここから日本の航空研究、航空機製作、そして航空教育が始まりました。その「日本の航空発祥の地」を記念して、1993年に所沢航空記念公園内に展示館が開館しました。 この展示館は、所沢航空記念公園の場所を生かして実機を多数展示してお...»

秩父まつり会館

日本三大美祭の一つに数えられる秩父夜祭の豪華絢爛な笠鉾・屋台

秩父まつり会館は、秩父夜祭をテーマにした展示を行う施設で、豪華な屋台や笠鉾の展示、映像コーナー、そして夜祭に関する貴重な資料の展示があります。ここでは、訪れる人々が秩父夜祭の魅力を深く理解し、体験することができるさまざまなコンテンツが提供されています。 屋台と笠鉾の展示 1階の笠鉾・屋台コーナーには、毎年12月2日と3日に開催される秩父夜祭に関連する資料が展示されています。昭和時代の名工によって作られた豪華な笠鉾や屋台の幕、彫刻が目を引きます。これらは妙見信仰をテーマにしたデザインが施され、その豪華さと細部にわたる美しさは一見の価値があります。訪れる人々は、これらの見事な作品を間近で鑑賞す...»

埼玉県立 自然の博物館

過去から未来へ3億年の旅

自然に関する展示では、化石、岩石、動物、植物などの多くの資料を用いて、分かりやすく解説しています。 特に、「パレオパラドキシア」という化石動物の骨格復元模型は人気です。さらに、目の不自由な方々のために、手で触れることができる動物の剥製のコーナーも設けられています。 また、世界で初めて復元された体長12メートルの古代ザメやアケボノゾウの生体模型も展示されています。 埼玉県立自然の博物館は、日本でも有数の長い歴史を誇る博物館で、「埼玉の自然とその生い立ち」をテーマにしています。 展示内容では、埼玉県深谷市で発見された73本のカルカロドンメガロドンの歯化石や、秩父市大野原や秩父郡小鹿野町般若...»

秩父神社

徳川家康による寄進の社殿、日本三大曳山祭の例祭

秩父地方に位置する総社で、2000年の歴史を持つ古社です。この社は左甚五郎の彫刻で知られており、「つなぎの龍」と「子育ての虎」の彫刻が特に有名です。 社殿は徳川家康によって再建され、本殿・幣殿・拝殿が1つにまとめられた権現造りの形式です。毎年12月2日・3日には秩父夜祭が開催され、この祭りは秩父神社の例大祭として知られています。 秩父地方の総鎮守 秩父神社は、秩父地方の総鎮守であり、秩父三社の一つとして知られています。荒川の河岸段丘上に位置し、秩父市街地の中心部に鎮座しています。この神社は「秩父夜祭」という12月の例祭で有名であり、その行事は「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産...»

秩父夜祭

冬空を彩る壮大な伝統行事、日本三大曳山祭の一つ

秩父夜祭は、埼玉県秩父市で行われる伝統的な祭りで、京都の祇園祭、岐阜の高山祭とともに日本三大曳山祭の一つに数えられています。毎年12月2日の宵宮と3日の大祭を中心に、豪華絢爛な笠鉾や屋台が町を練り歩き、冬の花火が夜空を彩る壮大な祭りは、地域の人々だけでなく、多くの人々を魅了しています。 山車の曳き回し 祭りは2日間にわたり、2日目は宵待ち、3日目が本祭りとなります。山車の曳き回しは2日目の午後から始まり、3日目は朝から行われます。さらに、3日目の午後には屋台に舞台が設けられ、歌舞伎芝居などが披露されます。午後8時頃からは豪華な花火も打ち上げられます。 秩父夜祭の概要 秩父夜祭は、埼玉県...»

鷲宮神社

関東最古の大社で、お酉さまの本社と云われる鷲宮神社は、鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」にしばしば登場し、関東の武士たちに深い敬意を持たれてきました。 鎌倉時代には幕府によって社殿が再建され、江戸時代には徳川将軍家から社領として400石が寄進されるなど、各時代の権力者から大きな保護を受けました。 神社には「鷲宮催馬楽神楽」という伝統的な神楽が伝わっており、その価値が認められ国の重要無形民俗文化財に指定されています。 この神楽は関東神楽の源流とされ、江戸時代の里神楽の基礎を築いたと言われています。 近年は、アニメの聖地として日本全国はもとより海外からも多くのファンが参拝に訪れています。 由緒 ...»

蔵造りの町並み(川越一番街)

小江戸として知られる城下町の趣

「一番街」と呼ばれる町並みには、蔵造りの建物が趣を添えて立ち並んでいます。蔵造りは類焼を防ぐための巧妙な耐火建築で、江戸時代の町家形式として発展しました。 城下町の趣を色濃く残し、蔵造りの町並みが特徴で「小江戸」として知られ、現在の東京では見ることのできない江戸の面影がそのまま残っています。 その風貌は、大きな鬼瓦の屋根や黒く塗られた壁、分厚い観音開きの扉など、まるでタイムスリップしたかのような感覚を覚えさせます。 一軒一軒が異なる造りをしており、それぞれが個性を引き立てながら、凛とした風格を漂わせています。 中でも最も古い建物は、寛政4年(1792年)に建てられた大沢家住宅であり、か...»

長瀞岩畳

地下深くの岩石を地表で観察できる「地球の窓」

荒川の流れが広がる美しい景勝地です。この地域では、5キロにわたって広がる岩石段丘が畳を一面に敷きつめたように見えます。 この岩石は「長瀞式変成岩」と呼ばれ、日本で最も古い岩石の一つです。この岩石は地球の歴史や日本の形成に関する重要な情報を提供しており、研究の対象となっています。 大正13年には国の指定名勝および天然記念物に指定されました。 ここでは、岩畳や奇石を眺めながら舟下りを楽しむことができます。延長は5キロで、自然の美しさを満喫することができます。 長瀞渓谷(ながとろけいこく)は、埼玉県秩父地方に位置する荒川上流部の美しい渓谷です。全長は約6kmで、岩畳や緩やかに流れる川(瀞)が...»

川越・氷川神社

風鈴のトンネルが涼しげな古くからの「縁結びの神」

氷川神社は、川越の総鎮守として崇拝されている神社です。古墳時代(541年)に創建されたと言われ、1842年に建てられた現在の本殿は建設が始まり、美しい彫刻が施されています。 江戸城と川越城を築城した室町時代後期(15世紀)の武将の太田 道灌が、この神社を篤く崇拝し、それ以来川越の総鎮守とされ、歴代の川越藩主によって厚い保護を受けました。 古くから「家族の和を願う神」として親しまれ、また「縁結びの神」としても知られており、今でも多くのカップルがここで結婚式を挙げています。 例大祭は毎年10月に開催され、関東三大祭りの一つとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。 また、「山・鉾・...»

東武動物公園

広大な敷地に動物園・遊園地を併設したハイブリッド・レジャーランド

東武動物公園は総面積61ヘクタールの広大な敷地に、動物園と遊園地を組み合わせた複合型の関東最大級のレジャーランドです。約120種類の動物と約1,200頭の動物たちに会うことができます。 動物園 動物園では、迫力満点のホワイトタイガーをはじめとするさまざまな動物たちがお出迎えします。また、動物との触れ合いやイベントも盛りだくさんです。カピバラやリスザルなどを積極的に走らせる行動展示や自然景観を再現した展示が特徴です。 アフリカサバンナエリア キリン・シマウマ舎: アミメキリン、グラントシマウマ、エランド、ダチョウ、バーバリシープ サイ舎: ミナミシロサイ リスザルの島: ボリビア...»

ムーミンバレーパーク

ムーミン一家とその仲間たち、 そして新しい発見との出会い

ムーミンバレーパークは、ムーミンの物語を楽しむことができるテーマパークです。ムーミンテーマパークは、フィンランド以外でここだけです。 宮沢湖周辺の豊かな自然の中、広大な敷地(東京ドーム4個分相当)に北欧に流れているようなのんびりとした居心地の良い施設メッツァ(Metsä)内にあります。 メッツァは有料のテーマパーク「ムーミンバレーパーク(Moomin valley Park)」と無料の北欧の料理にライフスタイルを楽しめるマーケット、カヌーやワークショップなどのアクティビティも体験できる「メッツァビレッジ(Metsä village)」という2つのエリアがあります。 名称の「メッツァ(me...»

サイボク

レストラン・ショップ・天然温泉・アスレチックのある豚のテーマパーク

埼玉種畜牧場 サイボクは、豚肉と健康をテーマにした「豚のテーマパーク」として知られ、年間400万人の人々が訪れる人気スポットです。 広大な敷地面積はなんと東京ドーム3個分にも及び、園内には牧場直送のお肉やウインナーが揃うミートショップはもちろん、豚肉をたっぷり味わうことができるレストラン、カフェ、アスレチック施設、パークゴルフ、そして天然温泉もあります。 また、可愛らしい子豚たちとの触れ合いも楽しめる、新しい形のテーマパークです。 サイボクは、創業は1946年で、自社牧場で育てた豚を使用して、安心・安全・美味しさにこだわったハム・ソーセージの製造・販売を行っています。その品質は本場ドイツ...»

武蔵一宮 氷川神社

大宮氷川神社とも呼ばれ、2000年以上の歴史を誇る氷川神社の総本社

埼玉県さいたま市大宮区にある氷川神社は、武蔵国の一宮として古くから信仰を集めてきた神社です。日本有数の古社で2000年以上の歴史を持ち、武蔵国の一宮として関東地方における神社信仰の中心地として、人々の暮らしに深く根付いています。 大宮の地名の由来ともなり、東京都と埼玉県周辺には約280社の氷川神社がありますが、その総本社がここ大宮の氷川神社です。初詣の時期には多くの参拝客で賑わいます。また、毎年5月には境内で大宮薪能が開催され、幽玄の世界を楽しむことができます。 氷川信仰と地域 氷川神社は、スサノオに対する神道の信仰である氷川信仰の中心地です。地名「大宮」は、この神社を「大いなる宮居」と...»

赤城乳業 本庄千本さくら『5S』工場

大人気のアイス「ガリガリ君」の製造工程を見学

日本最大規模のアイスクリーム生産工場です。なんと「ガリガリ君」を一日最大300万本も製造しているそうです。 この工場では、どのような手順で「ガリガリ君」が作られ、みんなの手に届くのかを見学することができます。 工場では単にアイスを作るだけでなく、「5S」という整理・整頓・清掃・清潔・躾というコンセプトを掲げ、衛生管理にも力を入れています。人と環境にも優しい取り組みが魅力の一つです。 工場内には「ガリガリ君」の楽しい仕掛けがたくさんあります!工場の入口には大きな「ガリガリ君」のオブジェがあります。ガリガリブルーのカラーリングのベンチ、「ガリガリ君」が描かれたエレベーターの扉、水色のスリッパ...»

菓子屋横丁

昔懐かしい駄菓子屋が軒を連ねる

素朴で昔懐かしい味を守り続ける菓子作りの店が軒を連ねる菓子屋横丁があり、昔懐かしい菓子の香りが漂う魅力的な観光名所になっています。 香ばしい醤油の焼ける匂いや、ニッキやハッカ飴、駄菓子、だんごなど、昔ながらの手法で作られる飴菓子やカルメ焼きなど、懐かしい思い出が蘇るような駄菓子が数多くあります。 菓子屋横丁の歴史は、1796年(寛政8年)に鈴木藤左衛門がこの地で江戸っ子の好みに合った気取らない菓子を作り始めたことから始まりました。それ以降、のれん分けによって周囲に菓子屋が増えていきました。 関東大震災以降は、被害を受けた東京に代わって菓子屋横丁が駄菓子の製造供給の拠点となりました。千歳飴...»

ジョンソン・タウン

まるでアメリカの郊外の街並み

かつて米軍・ジョンソン基地内で働く人々が住んでいた米軍ハウスと呼ばれる平屋のアメリカン古民家と平成ハウスと呼ばれる現代的低層新築住宅が立ち並ぶエリアです。 都心から1時間でアメリカンな雰囲気を楽しめます。街の規模は小さく、30分で一周できますが、アメリカンなお店がいたるところにあります。 雑貨店やカフェ、レストランなど約50店が樹々の間に点在し、特徴的な白い横張りの板壁を持つ平屋住宅が立ち並び、アメリカの郊外の街並みを作り出しています。 おしゃれなファッションアイテムや雑貨のショッピング、アメリカらしい料理が食べられるレストラン、アメリカ風の街並みを楽しむ観光客によってにぎわいを見せてお...»

天空の寺 大陽寺

秩父の山奥の樹林の中にひっそりと佇む、鎌倉時代後期に仏国国師によって開山された寺です。山の頂上に位置するため、「日本のマチュピチュ」とも呼ばれています。 大陽寺で泊まる宿坊体験は、初めての人にも楽しめると評判で、日本人だけでなく海外からも多くの人が訪れています。 ここでは厳しい修行はありません。ゆっくりと大自然の中で過ごす時間は、忙しい日々に慣れた自分を癒してくれます。 大陽寺は700年以上の歴史があります。仏国国師は後嵯峨天皇の皇子であり、修行の場所を求めて各地を巡っていました。そして、法鳥の導きに従ってここに辿り着き、寺を建立しました。 仏国国師はこの地で厳しい修行に打ち込み、里に...»

鉄道博物館

てっぱくで鉄道の世界を楽しもう

ヒストリーゾーンとラーニングゾーンという2つのエリアに分かれています。ヒストリーゾーンでは実際の車両が中心に展示され、鉄道の技術史がわかりやすく解説されています。 一方、ラーニングゾーンでは実物の部品や模型などを使用して、鉄道の原理や仕組みを体験的に学ぶことができます。また、さまざまな体験型の施設も充実している博物館です。 愛称は「てっぱく」または「鉄博」で、JR東日本による創立20周年記念事業として、2007年10月14日の鉄道の日に開館。 車両展示スペースの線路は実際の営業線と接続され(大宮総合車両センターも含む)、車両の入れ替えなどが可能な設計となっています。 鉄道博物館の建設場...»

星渓園

回遊式庭園として知られる名園です。この美しい庭園は、熊谷市内を流れる星川の水源である「玉の池」を中心にしています。 庭園の整備は、慶応年間から明治元年にかけて、熊谷宿の本陣を務めていた竹井澹如が池の周囲に別邸を建て、木や竹を植え、名石を集めて庭園を作り上げたものです。 昭憲皇太后や秩父宮雍仁親王、大隈重信、徳富蘇峰など多くの皇族や政界の重要人物たちもこの庭園を訪れました。 元々は「池ノ亭」と呼ばれていましたが、昭和初期に京都大徳寺の牧宗禅師がこの地を訪れ、「星溪」と名付けました。 1950年に熊谷市へ譲渡される際に「星溪園」と改名されました。建物は老朽化が進んでいたため、平成2年から4...»

草加松原・矢立橋・百代橋

日本の道100選に選ばれた美しい松並木

草加松原は、旧日光街道(現在の県道足立越谷線)の神明2丁目から旭町1丁目の南端まで、綾瀬川沿いに広がる1.5キロメートルの松並木です。この美しい松の並木は江戸時代から「千本松原」として知られ、茂っている木々がトンネルのような緑の景色を作り出し、街道の名所となっていました。 松の保護のために松原内を通っていた県道足立・越谷線の上り車線が西側に移され、遊歩道化が行われました。これにより、「日本の道100選」にも選ばれることとなり、遊歩道内には東京スカイツリーの高さに因んで634本の松並木が植えられています。遊歩道は石畳で整備されており、車道(県道)をまたぐ歩道橋として百代橋や矢立橋という跨道橋が...»

グリコピア・イースト

遊び心いっぱい!お菓子の世界を見る・知る・学ぶ

ユニークな仕掛けもたくさんある、楽しさがいっぱい詰まった工場見学施設で、子供から大人まで楽しめるさまざまな体験が盛りだくさんです。 「わくわくファクトリー グリコピア・イースト」では、お菓子の世界を楽しみながら見る、知る、学ぶことができます。事前の予約が必要です。 ポッキーやプリッツの製造工程を間近で見学することができ、チョコレートに関する知識を楽しく学ぶこともできます。 また、クイズチャレンジツアーに参加したり、展示されている約1500点の珍しいおもちゃを鑑賞するミュージアムゾーンもあります。 また、有料の体験コーナーでは、オリジナルのお菓子を手作りすることもできます。さらに、グリコ...»

島田橋(沈下橋)

自然景観にとけこむ風情のある木造沈下橋

坂戸市島田と東松山市宮鼻の間を流れる越辺川には、全長77メートル、幅3メートルの沈下橋である島田橋があります。 この橋は江戸時代に川越・児玉往還の場所であり、渡船(島田の渡し)で通行していました。 明治時代になって木製の橋が架けられ、現在の橋も木製です。そのため、時代劇のロケ地として使われることがあります。 島田橋は越辺川にかかる坂戸市道2343号線の潜水橋(沈下橋とも呼ばれる洪水時には橋面が水面下になる橋)です。 坂戸と東松山の両地区の生活道路や抜け道として利用されており、越辺川の終点から約8.6キロ地点に位置しています。 橋の全長は約77メートルで、幅は約3メートルです。橋脚は木...»

西武園ゆうえんち

昭和レトロの世界へタイムスリップ!懐かしい町並みにライブパフォーマンスとアトラクション

埼玉県所沢市にある西武園ゆうえんちは、昭和レトロな雰囲気を楽しめるテーマパークです。2021年の大規模リニューアルにより、さらに魅力的な空間へと生まれ変わり、多くの来場者を楽しませています。 概要 多摩湖と狭山湖に近い美しい自然に囲まれたレジャーランドです。ここでは20種類以上の乗り物や夏のプールなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。特に夏の土日には花火やビアガーデンなど、夜まで楽しむことができます。 昭和の熱気に満ちた体験やアトラクション 夕日の丘商店街では、「心あたたまる幸福感に包まれる世界」というコンセプトで、昭和レトロな世界が広がっています。1960年代の日本をイメージし...»

大宮盆栽美術館

世界初の公立の「盆栽」美術館

盆栽を中心に盆器、水石、絵画資料、歴史資料などを紹介しています。 ここで展示されるコレクションは、盆栽の美しさと芸術性を伝えるために、盆栽、盆器、水石、絵画、歴史・民俗資料と、さまざまな角度から解説されています。 コレクションギャラリーでは、コレクションを紹介するプロローグパネルとともに、盆栽に関する解説パネルが展示されています。 その後、5つの席に盆栽が展示されたギャラリーに進み、最後には3つの座敷に盆栽、水石、書画(掛け軸)などが展示されています。 盆栽庭園では常に約60点の盆栽が展示されており、四季折々の美しい姿を楽しむことができます。 盆栽を360度の角度から鑑賞できる場所も...»

大宮公園

約1000本の桜や樹齢100年を超える立派な赤松林など、美しい樹木が四季折々の変化を楽しませてくれます。 また、公園内には珍しい「アカシデ」の老木もあります。その姿はまるで童話に出てくる木のように動いたり叫んだりしているかのようにも見えます。 大宮第二公園では、2月上旬から3月中旬にかけて約500本の梅が咲き誇ります。紅梅や白梅、しだれ梅、野梅などが順番に花開き、多くの人々で賑わいます。 4月中旬にはハナミズキが、6月にはスイレンやハナショウブ、アジサイなど様々な花が楽しめます。大宮第三公園は、見沼田圃の原風景を生かした、人と自然にやさしい公園です。 「みぬまの沼」では、ヨシやマコモな...»

羊山公園

9種類、40万株の芝桜が彩る、秩父の春を彩る丘

埼玉県秩父市にある羊山公園は、四季折々の美しい自然を楽しめる広大な公園です。特に、春に咲き誇る芝桜の丘は、秩父のシンボルとして多くの人々に愛されています。本多静六博士が設計に携わった歴史ある公園であり、市民の憩いの場として親しまれています。 公園は武甲山から北に延びる羊山丘陵上の高台にあり、西側からは秩父市街を一望することができ、南側では武甲山の壮大な姿を間近で眺めることができます。園内には見晴しの丘やわんぱく広場、武甲山資料館、やまとーあーとみゅーじあむなど、様々な施設が点在しています。 歴史と設計者 羊山公園は、本多静六博士が設計に携わったことでも知られています。博士は約35年間にわ...»

国営 武蔵丘陵 森林公園

広大な全国で初めての国営公園

国営武蔵丘陵森林公園は、全国で初めての国営公園として、広大な敷地に四季折々の風景や多様な植物を楽しむことができる場所です。東京ドームの約65倍の広さを誇り、さまざまなアクティビティや施設が揃っています。 園内には24基のアスレチックや巨大なエアートランポリン、季節限定の水遊び場など、体を思いっきり動かして楽しむことができる遊具が多数あります。また、ワンちゃんと一緒に楽しめるドッグランも大人気です。 公園の歴史と自然環境 国営武蔵丘陵森林公園は、明治百年記念事業の一環として整備され、埼玉県比企郡滑川町と熊谷市楊井に広がる304ヘクタールの広大な丘陵地に位置しています。公園は雑木林を中心に、...»

巾着田 曼珠沙華 公園

500万本ものヒガンバナが咲き誇る

巾着田(きんちゃくだ)は、日高市内を流れる高麗川(こまがわ)の蛇行によって形成され、その形状が巾着に似ていることから、巾着田と呼ばれるようになりました。 地元では「川原田」とも呼ばれています。この地域には8世紀に高句麗からの渡来人が移り住み、湾曲した高麗川を利用して田畑を開墾し、稲作を始めたと言われています。 この地は直径約500メートルで面積約22ヘクタールの平地であり、四方を高麗川に囲まれています。 かつては広大な水田が広がっており、昭和40年代に日高町が巾着田を取得し、昭和50年代から60年代にかけて草藪を刈ったところ、大規模なヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華)の群生地が現れ、報道され...»

角川武蔵野ミュージアム

図書館、美術館、博物館が融合した、まったく新しいコンセプトの文化複合施設であり、ところざわサクラタウンのランドマーク的存在です。アート、文学、博物学などのジャンルを超えて知識を再編成した、他に類を見ないミュージアムです。 角川武蔵野ミュージアムは、図書館、博物館、美術館が組み合わさった複合文化施設です。建物は地上5階建てで、隈研吾氏が設計を担当しました。 ミュージアム内では書籍や資料は貸し出されず、館内で閲覧することができます。 展覧会としては、2020年に「米谷健+ジュリア展 だから私は救われたい」が開催され、2022年には「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」とい...»

ところざわサクラタウン

日本のさまざまな文化を楽しむことができる大型複合施設です。ミュージアム、レストラン、書店、神社などがあります。 特に注目すべきは、「角川武蔵野ミュージアム」です。ここでは図書館、美術館、博物館が一つになっています。また、常設展示として「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」という光のアート空間もあり、子供から大人まで楽しめます。 施設内には美味しくて健康的なレストランもたくさんあります。有名なラーメン店が入れ替わりで出店する「ラーメンWalkerキッチン」や、地元の新鮮な食材を使った「角川食堂」、そして狭山茶を使ったオリジナルメニューが楽しめる「武蔵利休」など、ここでしか味わえないグルメ...»

武蔵野坐令和神社

ところざわサクラタウンに建てられた神社です。建築デザインは隈研吾が担当し、元号『令和』の命名者として知られる国文学者の中西進が名前を命名しました。 武蔵野令和神社の正式な読み方は「むさしのにます うるわしき やまとの みやしろ」で、通称は「むさしの れいわ じんじゃ」と呼ばれています。 「うるわしきやまと」とは、「Cool Japan」をイメージしたものであり、美しく輝く日本の文化が永遠に発展し続けることを願い、クールジャパンの聖地として創建されました。 この神社は、主祭神に天照皇大神を、相殿神に東所沢の氏神である本郷氷川神社の素盞鳴尊を祭神としており、これら二柱の神を「武蔵野坐令和言霊...»

EJ アニメ ミュージアム

日本が世界に誇るアニメ文化を独自の視点で紹介しています。「EJ」とは「Entertainment Japan」の略称であり、日本が世界に誇るアニメを文化として捉え、アニメを取り巻くエンターテインメントとともに、多くの創造的な作品が制作され、広がっていく様子を独自の視点で紹介するミュージアムです。 原作や制作スタジオ、キャスト、スタッフなど、多くの創造性を持った作品が生まれ、書籍、映画、ゲーム、グッズなど、さまざまな形で展開されるアニメを、作品を取り巻くエンターテインメント全体と一緒に紹介しています。 図書館、美術館、博物館が融合した、アート、文学、博物学などのジャンルを超えて知識を再編成し...»

埼玉県立近代美術館

名作椅子に座ることができる椅子の美術館

緑豊かな北浦和公園にある「見る、創る、発表する」をコンセプトにした総合美術館で、グリッド(格子)を基調とした建物は造形的にもすぐれたものです。 埼玉ゆかりの美術家のほか、国内外の現代美術作品を多く収蔵。モネ、シャガール、ピカソなどの海外の巨匠から日本の現代作家まで、優れた美術作品をコレクションして展示しています。 また、ユニークなテーマを設けた企画展を随時開催しています。 館内に配置された自由に座れるグッド・デザインの楽しい椅子に腰かけてゆっくりと鑑賞できるのが魅力です。「椅子コレクション」と呼ばれる展示では、デザイナーが作り出した様々な形の椅子に自由に座って写真を撮ったりもできます。 ...»

忍城・御三階櫓

水攻めを耐え抜いた「浮き城」

忍城は、関東七名城の一つに数えられる名城で、室町時代の文明年間(1469年〜1486年)に山内上杉氏の家臣である成田親泰によって築かれたと伝えられています。 豊臣秀吉の関東平定の際には、石田三成による水攻めにも耐えたことで「浮き城」として有名です。この戦いは日本三大水攻めの一つとしても知られ、映画「のぼうの城」のモデルにもなりました。 御三階櫓の再建と郷土博物館 かつての御三階櫓は現在の水城公園付近に建てられていましたが、明治時代の廃城令に伴い解体されました。しかし、昭和63年に三階櫓が再建され、現在では「忍城御三階櫓」として再びその姿を取り戻しました。この再建された櫓は、内部が郷土博物...»

川越水上公園

一年中楽しめる憩いの場として、春はお花見、夏は県内最大のチューブスライダーや流水プールなどバラエティに富んだプール、秋は紅葉、ヒガンバナ、冬はプールフィッシングなど、季節ごとにさまざまな楽しみがあります。 春にはソメイヨシノや八重桜が咲き誇り、ハナミズキやレンギョウ、雪柳なども彩りを添え、桜の満開を楽しみながらウォーキングができます。 公園内には、ボートやテニス、ルアーフライ釣り場、フットサルコート、フィットネスクラブなどもあり、総合的なレクリエーション施設となっています。 川越市の市街地から西へ約2km、入間川の右岸に位置しています。に主にプール施設として開設され、水と緑の空間を目指し...»

秩父七湯 御代の湯 新木鉱泉

200年以上の歴史を持つ温泉宿で、こちらの温泉は「御代の湯」として知られます。 秩父七湯の中でも最も歴史のある宿です。創業は文政十年(1827年)であり、秩父札所の4番目にあたる金昌寺の門前宿として知られ、巡礼者のための宿として栄えました。 大正時代になるまでは一般的に「湯屋」と呼ばれていましたが、地名の新木をとって「新木鉱泉」に変わりました。 創業以来、大規模な建て替えが行われていないため、宿内には当時の趣が多く残っています。 初代のお菊婆さんが恒持神社の神様の導きによって泉源を発見したと伝えられ、泉質の良さが評判となりました。創業当初から昭和戦後までは地元の人々も湯治場として利用し...»

古代蓮の里

42種類の花蓮が12万株咲き誇る

古代蓮の里は、多くの美しい蓮の花が楽しめる場所で、特に6月中旬から8月上旬にかけて訪れると、42種類の花蓮が12万株咲き誇り、蓮池一面に広がる絶景を堪能できます。 行田蓮の魅力 行田蓮(古代蓮)は、約1400〜3000年前の原始的な形態を持つ蓮です。花蓮の見頃は午前中で、その美しい色合いや香りを楽しむことができます。蓮園や古代蓮池では、木道を歩きながら間近で蓮を観賞することができ、訪れる人々を魅了します。 田んぼアートの楽しみ 7月中旬から10月中旬には、古代蓮会館の展望室から田んぼアートを鑑賞できます。行田市の田んぼアートは2008年から始まり、多くのボランティアや参加者によって毎年...»

秩父ミューズパーク

豊かな自然と多様なレジャーが融合した、広大な複合レジャー施設

秩父ミューズパークは、埼玉県秩父地方に位置する広大な公園で、総面積は約375ヘクタールに及びます。園内は「文化の森ゾーン」「音楽の森ゾーン」「スポーツの森ゾーン」の3つのゾーンに分かれており、これらは約3キロメートルにわたる遊歩道「スカイロード」で結ばれています。 スカイロードは散歩やサイクリングに最適なコースで、園内の自然を満喫しながら楽しむことができます。また、園内を巡る汽車型の移動遊戯施設「スカイトレイン」もあり、子供から大人まで楽しめるアトラクションが揃っています。 文化・芸術施設 秩父ミューズパークには、音楽堂や野外ステージ、ミューズの泉、大庭園など、さまざまな芸術・文化施設が...»

おっきりこみ(埼玉県)

具材の旨味濃厚なつゆを、平たい麺が豊富に吸った煮込みうどん

地域によって多少の差はあるが、小麦粉で作った幅広の麺を、味噌または醤油ベースのつゆで煮込んだもの。根菜類など季節の野菜を切って具にする。一般の煮込みうどんに比べ、野菜の旨味と濃厚な独特の味わいがある。麺と具を切ってつゆで煮込む、切り込むことから「おっきりこみ」と呼ばれるようになった。主に群馬県で食べられているが、群馬県に比較的近い埼玉県西部・北部・秩父地方でもよく食べられ、埼玉県北部では「煮ぼうとう」、埼玉県入間地区では「打ちいれ」とも呼ばれている。...»

太麺やきそば

昔ながらの作り方が食欲をそそる、シンプルで懐かしい味わい

他の地域にはないような太麺を使い、キャベツ、揚げ玉やその店独自の秘伝のソースを絡めて焼いた、昔ながらのシンプルな焼きそば。 太い麺にシンプルな具材が特徴の焼きそば 昔から地元の駄菓子屋の中には小テーブルがあり、そこで店主のおばちゃんが子供に焼きそばを作ってくれていたようだ。このように子供のおやつでもあったために値段も安く、具もキャベツや揚げ玉だけのシンプルなものとなっている。川越市内にある製麺業者が扱っている太麺を使用しているためボリューム感は抜群。ウスターソースの濃厚な味わいが食欲をそそる。蓮馨寺の立門前通り「まことや」をはじめ、市内に何軒かある太麺焼きそば。昭和23年に蓮馨寺境内の屋台...»

ゼリーフライ

食べ歩きも楽しい行田市の名物郷土食

ゼリーフライとは、埼玉県行田市の名物フライ・郷土食で、衣のついていない「おからコロッケ」である。ゆでたじゃがいもとおからを混ぜ合わせ、鶏卵をつなぎとして加え、小判大にまとめたものを素揚げして作る。食べ方はソースをかけるのが一般的で、おからの甘みが素朴でやさしく、ヘルシーで手軽な万人向けのおやつである。行田市内には専門店が点在しており、1個100円ほどで気軽に楽しめる。郷土食ゼリーフライの歴史は古く、日露戦争に従軍した際に現地で食べた野菜まんじゅうから着想を得て作り出した食べ物であるという。また、「ゼリー」という名前は、形が小判(銭、ぜに)に似ていたことから「ゼニーフライ」が「ゼリーフライ」に変...»

みそポテト

秩父では手軽な間食として定番。ホクホク感と甘辛味噌ダレが美味

埼玉県秩父地方では、「小昼飯(こぢゅうはん)」と呼ばれる、農作業の合間や小腹がすいた時に食べる郷土料理がいくつかあり、“みそポテト”もそのひとつ。作り方は、ひと口大に切ってゆでたじゃがいもを、小麦粉を溶いた衣につけて、油でカラッと揚げ、甘辛いみそダレをかけます。サクサクとした衣とホクホクしたじゃがいもが味噌ダレとよく合います。ご当地では、おやつに、おつまみに、おかずにと、活躍する定番の軽食として知られていたが、埼玉県のB級グルメに選ばれたことから、全国的にも知名度がアップしました。...»

冷汁うどん(すったて)

夏野菜とともに氷を添えて、夏らしい冷たさとさっぱりとした風味

味噌とゴマ、お好みで砂糖を加えすり鉢ですったものに、きゅうりとなす、しそやみょうがなどの薬味を入れ、冷たいだし汁か水でのばしたつゆに、うどんをつけて食す郷土料理。川島町地域では「すったて」ともいわれる。農作業の合間、食欲がない時でも手軽に食べられる栄養食として広まったのが起源とされる。最近では珍しくなったが、旧家ではお盆に親戚一同が集まり、宴席の最後のしめに食されていた。 すったて 味噌をベースに胡麻、キュウリ、青じそ、ミョウガ等の夏野菜をすり鉢ですり合わせたものを、冷たい水やだし汁で割ってつけ汁とし、これにうどんをつけて食べる、川島町に昔から伝わる郷土食。古くから稲作の盛んな川島町では、...»

深谷ねぎ

白身の部分が長くて太く、柔らかくて甘みが多いのが特徴

県北部の深谷市周辺で、明治時代から栽培されている深谷ねぎは全国的に有名。利根川流域の栄養分豊かな土地と、冬場の日照時間が月200時間を越えるという自然条件により、品質の良い美味しいねぎが生産される。深谷ねぎは白身の部分が長くて太く、そして柔らかくて甘みが多い。季節を問わず通年収穫されるが、特に12月頃から出荷が始まる「秋冬ねぎ」は甘みが強い。「重さがあり」「表面が滑らかでみずみずしく」「巻きがしっかりしていて」「白い部分が多く、緑と白の境がくっきりしているもの」が美味しいとされる。 深谷ねぎは、埼玉県深谷市を中心に栽培されている根深ネギの総称です。深谷市は日本一のネギの生産量を誇り、深谷ねぎ...»

つみっこ

郷土の味として親しまれた、小麦粉と新鮮野菜の鍋料理

小麦粉を練って一口大にちぎり、地元の新鮮野菜を一緒に煮込んだ郷土料理で、いわゆる「すいとん」の一つ。明治時代、絹の原料となる繭の市場として栄えた本庄では、忙しい家業の合間に手軽にできる家庭料理として親しまれてきた。小麦粉(うどん粉)を適度な硬さに練ったものを手で摘み取るようにちぎって鍋に入れることを、蚕の餌である桑の葉を摘み取る行為になぞらえて「つみっこ」と言い、名前の由来になったと言われている。基本は醤油味だが、みそ味、カレー味、中華風などスープの味には幅広いバリエーションがある。...»

しゃくしな漬

シャキシャキとした小気味よい食感。晩秋に漬けるふるさとの味

「しゃくし菜」が晩秋霜に合い、味が乗った頃に収穫して漬け込む、地域・作季限定のお漬物。11月になると直売所にしゃくし菜が並び、家庭用に買われ、各家庭でしゃくしな漬を作るのが秩父の晩秋の風物詩である。白菜にはないシャキシャキした食感で、歯切れがよく、乳酸発酵が進んで古漬けになるとべっこう色になって、より一層風味が増す。埼玉県の「ふるさとの味認定」を受け、「ふるさとの味伝承士」により、普及活動が展開されている。 旬     11月 12月 歴史 伝来 中国の華中地方の揚子江一帯で作られていた体菜が、明治初期に中国より伝来し、土着して「雪白体菜」になったとされています。各地で栽培されてきまし...»

さつまいも(埼玉 川越)

色ツヤが良く熱が通りやすい、お料理に最適なさつまいも

江戸時代よりさつまいも作りが盛んに行われてきた川越市。当初は各農家で自分たちが食べる分だけを作っていたようだが、余ったいもを焼きいも屋が買いとり江戸の街で売ったところ、たちまち大人気となり、食料としてだけではなく、商品としてさつまいもを作るようになる。そうして生産を繰り返すうちに、焼きいも屋で好まれるような色や形、大きさを考えて作られるようになり、川越市のいもは品質と味が良い「川越いも」として扱われるようになったのである。 旬     9月 10月 11月 川越芋 江戸時代の寛政年間には、焼き芋が流行しました。それ以前は蒸したサツマイモが一般的でしたが、焼き芋が広まりました。 また、文...»

雪くま

四角くて大きな氷から削り出す、昔から愛されてきた日本のかき氷

熊谷の美味しい水からできた貫目氷を雪のように削った昔ながらの日本らしいかき氷。日本一暑い熊谷を冷ますために熊谷市と市内飲食店によって開発された。「あついぞ!熊谷」 のソールフードであり、キャラクター「あつべえ」の主食でもある。市内には“雪くま”を扱う飲食店は多数あるが、各店がそれぞれのオリジナルシロップで味付けをしているため、複数の店で食べ比べをしてみるのも面白い。水の綺麗な埼玉だからこそできる、美味しいかき氷を食べて暑い夏を乗り切ろう。 旬     7月 8月...»

東松山 やきとり丼

東松山のやきとり新提案!特製のたれに漬け込んだカシラ肉が旨い

東松山市の”やきとり”は、”とり”ではなく、豚のかしら肉を使用している。辛いみそだれを付けて食べるのが、東松山流。市内には100店舗以上のやきとり店があるが、みそだれは、白みそをベースに、ニンニク、とうがらしなど十数種類のスパイスを、それぞれのお店が独自の配合でブレンドしている。『東松山やきとり丼』は特製のタレにつけ込んだカシラ肉を野菜と煮込み、辛味噌でアクセントを付けたどんぶりで東松山の発のやきとりの新提案である。 北海道の美唄市、室蘭市、福島県福島市、愛媛県今治市、山口県長門市、福岡県久留米市と共に、東松山市は「やきとり」の名店が多く立ち並ぶ日本7大「やきとり」の街として知られています。...»

豚玉毛丼

町の名産柚子の香りが添えられた自慢の逸品!

埼玉県毛呂山町のご当地どんぶり”豚玉毛丼”は、「ぶったまげどん」と読み、文字通りぶったまげるほどおいしいどんぶりだ。材料に、自然豊かな毛呂山町の美しい水と空気と緑の中で育てられた豚肉、米、卵を使い、仕上げに町の特産、ゆずを搾りかけて完成する。甘辛いタレと良く絡んだ豚肉と、とろりとした黄身が堪らない半熟卵が絶妙な味わい。ゆずの風味で、後味がさっぱりとしているので、自然と箸が進む。町内の各店舗で味わえるが、半熟卵を使っているので、出前を受け付けていない。ぜひ、お店へ足を運んで味わって欲しい。...»

肉汁うどん

甘辛コクのつけ汁うどん

昔ながらの少し色が付いた太めのうどんを、甘辛の温かい汁でいただきます。豚肉の旨味とコクが、モチモチのうどんによくあいます。 別名     狭山うどん、武蔵野うどん、 つけ肉汁うどん 特徴 武蔵野うどんは元々地元の郷土料理であり、原則として武蔵野台地で産まれた小麦粉を使用します(地産地消の考え方)。このうどんは、一般的なうどんよりも太く、わずかに茶色味がかかった色をしています。麺の加水率は低く、塩分は高めです。麺の食感は非常に強いコシがあり、力強い歯ごたえがあります(つるりとした感じではありません)。 食べる際には、麺をざるやもりうどんと呼ばれる器に盛り、つけ麺の汁をかけて食べるスタイル...»

なまず丼

「なまずの里」吉川でヘルシーな高級珍味を召し上がれ

埼玉県の東南部に位置し、江戸川と中川に挟まれた水と緑が豊かな吉川市。約400年前から川魚料理の伝統があり、「吉川に来て、ナマズ、ウナギ食わずなかれ」という言葉で知られるほどの名物料理。幕末時代には、新撰組組長である近藤勇も舌鼓を打ったといわれている。”なまず丼”はナマズの天ぷらをはじめとして、季節の野菜の天ぷらを熱々ごはんにのせて、甘辛のタレをたっぷりかけた天丼。ナマズは天ぷらにすることでくさみが抑えられ、さっぱりとした白身の食感とやさしい味わいが楽しめる。...»

行田ソース焼きそば

第3の行田グルメ はしごして楽しむのもおすすめ

近年のB級グルメブームで反響を呼んだ埼玉県行田市のご当地料理「フライ」と「ゼリーフライ」。それに続く、第3の行田グルメとして注目を集めているのが「行田ソース焼きそば」だ。もとは「フライ」と呼ばれる、お好み焼きとクレープの中間のような鉄板焼き料理に、はさまれる具として、または横を添えるサイドメニューとして扱われていた。もちもちとした太めの麺が特徴で、その多くが市内の製麺所で作られている。昔懐かしい味で、店ごとに違うソースの味も楽しみたい。...»

忠七めし

炊きたてのご飯に熱々のだし汁!わさびと柚子が香るお茶漬け

炊きたてのご飯にもみ海苔を混ぜておき、その上にわさび・ゆず・葱等の薬味を添え、熱々の鰹だし汁をかけたお茶漬け。政治家であり剣・禅・書の三道に造詣が深かった山岡鉄舟が、父の知行地としてよく訪れた埼玉県小川町の旅館で、三道を料理の味に盛るよう注文したことが発祥と言われている。ピリッとしたわさびが「剣道」を表し、海苔の淡い味わいが「禅道」、ゆずの香り高さは「書道」を表している。1939年に行われた宮内省(現宮内庁)の全国郷土料理調査で日本の代表的料理「日本五大名飯」にも選ばれている。 日本五大名飯 昭和14年(1939年)に、宮内省の全国郷土料理調査において選定した日本の代表的な郷土料理。 忠...»

ぼたん鍋(埼玉県)

地元の伝統食材いのしし肉が味わえるご当地鍋!

昔から地元の猟師がしとめた猪の肉を食べる風習があった埼玉県秩父市。そこの名物料理のひとつが猪の肉をお鍋で食べる“ぼたん鍋”です。クセや特有のにおいがあるというイメージがありましたが、たくさんの地元野菜と、ほどよい味噌味のダシで煮込んだ猪肉は、ぷりっとした弾力があってとてもおいしく食べられました。ぼたん鍋を食べるときの豆知識として教わったのが、やわらかい肉が好みの方は煮込んでから食べたほうがよいそうです。煮込むと肉が硬くなるイメージがありますが、実際に煮込んでみると肉がやわらかくなる上に、しっかりと味が染みておいしいです。今回伺ったお店のぼたん鍋は、ぼたんを模した華やかな盛り付けで目でも楽しめて...»

北本トマト カレー

名産のトマトを使ったオリジナリティ溢れるご当地グルメ

2011年「第9回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で見事優勝した“北本トマトカレー”は、北本市の名産である“トマト”をたっぷり使ったメニュー。この名を名乗るには、ライスをトマトで赤くする、ルーとトッピングにトマトを使用するというルールが設けられており、地元の飲食店がそれぞれの個性を活かした逸品の数々を打ち出している。例えば、スパイシーなルーに甘いトマトを合わせたり、トッピングのハンバーグの中にミニトマトを入れたりと様々。現在、北本市内を中心とした5軒の飲食店で、その味を楽しむことができる。「よこすかカレーフェスティバル 全国ご当地カレーグランプリ2019」において優勝。...»

のらぼう菜 チキンカレ-

伝統野菜のらぼう菜と本格インドカレーのコラボレーション

「野良にぼーっと生えている」ことからその名が付けられたと言われている「のらぼう菜」は、栄養満点のアブラナ科の野菜。ほうれん草や小松菜同様、おひたしやゴマ和えなどにして食べるのが一般的で、埼玉県小川町周辺の伝統野菜として地域住民によって受け継がれてきた。その伝統野菜をインド料理人がまろやかなインドカレーに作り上げたものが「のらぼう菜カレー」。本格的なインドのスパイスを使ったチキンカレーと伝統野菜のコラボレーションは絶品。一度は食してみたいメニューだ。...»

武州和牛

清浄な空気と豊かな自然で健康的に飼育された牛は、甘みが抜群

古くは武蔵国、またの名を武州と呼ばれていた埼玉県。その名にちなんだ“武州和牛”は、ほどよい脂としっとりとしたきめ細かな肉質が特徴で、知られざる逸品といわれている。その最高級の肉質を作るために生産者が大切にしているのが牛の体作り。牛は胃が4つあり、ゆっくりと草の繊維を分解するため、丈夫な胃を作ることが最重要。豊かな土地と清浄な空気に恵まれた土地で、丁寧に育てられた武州和牛は、さっと焼いてシンプルに味わうと、肉が持つ甘みが堪能できる。...»

岩魚すし

清流に生息するイワナと厳選されたコシヒカリの絶妙なコラボ

埼玉県の秩父地方、山梨との県境にある「奥秩父」に棲む岩魚(イワナ)。岩場の渓流の最上流に棲むますに似たサケ科の魚だ。岩壁の下の冷たい渓谷に見せる勇姿は、渓流の王・渓流の騎士とも呼ばれる。その岩魚を試行錯誤の末、押し寿司にしたのが「岩魚すし」。岩魚の淡白な味にさっぱりとしたお酢加減が絶妙で、上品な味わい。とくに女性に人気だ。日本商工会所主催「第42回全国観光土産推奨品」を受賞した奥秩父名物。お土産にはもちろんのこと、岩魚すしを開発した「みな寿司本店」でゆっくりと頂いてみては。...»

彩の国 地鶏 タマシャモ

しっかりとした歯ごたえと旨味。埼玉県が生んだブランド地鶏

大和シャモ(日本鶏)、ニューハンプシャー種(卵肉兼用種)、大シャモ(日本鶏)、ロードアイランドレッド種(卵肉兼用種)の4種の鶏の血を受け継いだ埼玉県の高級地鶏”タマシャモ”。坂戸市と深谷市が主産地で、彩の国地鶏タマシャモ普及協議会によって生産管理されている。しっかりとした歯応えの良さがセールスポイント。通常のブロイラーの飼育期間が約50日に対して、タマシャモは160~180日と長いため、しっかりとしたコクと味わいが楽しめる鶏肉に仕上がっている。まずは、シンプルに塩こしょうで味わって欲しい。...»

肉味噌うどん

加須名物のうどんに肉味噌&温泉卵をトッピングした人気の一品

加須名物のうどんは、江戸時代半ばに利根川の渡舟場や不動岡にある總願寺の門前で参拝客をもてなし、「加須と言えばうどん」と言われたことから始まった。このうどんは、足踏みや寝かせといった作業を通常の倍以上行い、コシのある歯ごたえとツルっとしたのどごしを実現している。加須市では、まちおこしにB級グルメを発掘しようとこの手打ちうどんを使ったアイディア料理をコンテストで募集。そこで選ばれた料理が「肉味噌うどん」である。手打ちうどんに肉味噌をのせ、その上にさらに温泉卵を乗せたもの。特に若い世代から人気を集めている。「加須市みんなで考えた肉みそうどん」というメニュー名で提供されている。 加須うどん 埼玉県...»

くるみそば

秩父の豊かな自然が育む強いそばと芳醇なくるみ汁の絶妙な相性

緑豊かな山々に囲まれた秩父地方は、豊かな自然環境と、埼玉~東京を流れる荒川上流の清らかな源流をいかしたそば栽培が盛んで、風味が豊かで腰の強いそばが食べられる。そのそば処秩父の名物そばが、そばつゆにすりおろした“くるみ”を入れた”くるみ汁”で楽しむ“くるみそば”だ。くるみ汁につけてそばを味わえば、芳醇なくるみの香りと、クリーミーな舌触りが堪らない。濃厚でありながら、さわやかな味わいを、ぜひ一度試して欲しい。...»

こうのす川幅うどん

川幅日本一の「荒川」をイメージした、幅広く滑らかなうどん

鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川は、平成20年2月に国土交通省荒川上流河川事務所の調査により川幅日本一と確認された。この2,537mという日本一の川幅にちなんで開発されたご当地名物“こうのす川幅うどん”。「川幅日本一」をイメージした「幅広い」見た目の手打ちうどんで、川の流れのように滑らかでしなやかな食感が特徴だ。県内有数の小麦の生産地「鴻巣市」ならではの新名物で、今後の「川幅日本一」をモチーフにしたメニューの開発にも目が離せない。...»

岩槻ねぎ

噛むほどに甘みが広がる、ビタミン豊富な希少食材

噛めば噛むほど口の中に甘さが広がる岩槻ねぎ。青身部分が短く、白身部分が緑色を帯びているという特徴を持ち、ねぎ1本を丸ごと料理に使える柔らかさが最大のウリ。しかし、傷がつきやすく、日持ちしないという弱みから流通が難しく、生産量が年々減少し「幻のねぎ」とまで言われるようになった。岩槻ねぎは長ねぎに比べて、ビタミン類が豊富に含まれている等、優れた点もあり、近年では埼玉県のご当地食材として盛り上げようと、「岩槻ねぎ塩焼きそば」をB級グルメのコンテストに出展するなど、アピール活動が盛んだ。 旬 11月 12月 1月 2月 3月 4月...»

とまとルンルン揚げ餃子

トマトの酸味、男爵いもの食感、豚肉の旨味の調和が絶妙!

トマトの風味を損なわずに餃子との絶妙な味わいを醸し出す“とまとルンルン揚げ餃子”。大正時代に全国に先駆けてトマトを栽培した北本市は、当初は輸出用の種を出荷していたが事業が軌道に乗らず、加工品としてトマトクリームを製造・販売したところ、これが当時の洋食ブームに乗り、各所で好評を博した。このような背景に着目し、特産品推進委員会が一般募集したトマトレシピの中から、製造者の汗と努力を経て開発。北本産トマト、男爵いも、国産の豚肉を使用し、小麦粉の皮の分量は45%以内と定義したこだわりの逸品である。...»

鳩ケ谷 ソース焼きうどん

ソースの濃厚な味わいと香りが胃袋を刺激する鳩ヶ谷の逸品

関東周辺での焼きうどんといえば醤油味のものがポピュラーだが、鳩ヶ谷の地元企業のソースを使用し、ソース味に仕立て上げたのがこの鳩ヶ谷の新名物“ソース焼きうどん”。地域のまちおこしの一環として、古くから鳩ヶ谷に工場のあるソース生産会社の協力のもと、ソースのまち鳩ヶ谷を連想する逸品開発を検討した際に、ソースの味を損なわず、広く皆に親しまれる食材として、埼玉県で生産量の多いうどんに着目し開発された。濃厚なソースの味わいが食欲をそそり、主食にも、おやつにもビールのおつまみとしても楽しめる。...»

やきとり(やきとん)

ピリカラの辛味噌だれで食べる、豚のやきとり

埼玉県東松山市では鶏肉ではなく豚肉を串にさし、炭火でじっくり焼いたものをやきとりと言う。特にかしら肉(豚のほほとこめかみの部分)を利用したものが主流である。昭和30年代、食肉センターでは利用価値が低いとされていた豚のカシラ肉に着目し、辛味噌のたれを用いてやきとり風に調理したのがはじまりとされる。辛味噌の風味は東松山独特の味とされ、広く人気を得ている。今も東松山市内には軒先に「やきとり」の文字が多く見受けられ、国内初のやきとり組合も存在。品質の向上を図っている。 北海道の美唄市、室蘭市、福島県福島市、愛媛県今治市、山口県長門市、福岡県久留米市と共に、東松山市は「やきとり」の名店が多く立ち並ぶ日...»

かわじま呉汁

国産大豆の栄養分を凝縮した郷土料理を食して美しく健康に

豊富な栄養分を含む国産生大豆をすりつぶし、汁仕立てにしたものが「呉汁」。調理の手間や核家族化などにより忘れ去られつつあったこの郷土食を、埼玉県川島町が地域活性化と食文化の継承を目的に「かわじま呉汁」として開発した。農村の保存食でもあり、シャキシャキとした食感が特徴の「いもがら」と数種類の野菜を、大豆をつぶした汁に加えて土鍋や鉄鍋で煮込む。栄養分が凝縮され、旨味が増した汁は、美容と健康に良いと言われ、冷え性の人などにおすすめだ。...»

芋おこわ

甘いさつまいもが蒸したもち米にピッタリ!

江戸時代に焼きいもの材料に最適といわれ、甘さとホクホク感で定評がある川越のさつまいもをふんだんに入れたおこわ。出汁の味が染みたもち米と、さつまいもの甘さが絶妙にマッチした絶妙の味は、素朴な心温まるものに仕上がっている。川越にある芋おこわ料理の専門店「右門」では、老化防止に役立つ抗酸化効果があるビタミンEが豊富に含まれているさつまいもの茎を「芋おこわ」に入れており、川越を訪れる女性たちの人気を集めている。...»

岩槻ねぎの塩焼きそば

柔らかく甘い「岩槻ねぎ」を主役にした特製塩だれやきそば

江戸時代から親しまれてきた伝統野菜「岩槻ねぎ」。青い部分まで美味しく食べられる上、ビタミンも豊富で栄養価も高い食材である。また香り高く、甘くて柔らかい上質なねぎではあるが、生産量が少なくなかなか市場に出回らない。そこで、このねぎの旨さを広く知ってもらおうと開発されたのが「岩槻ねぎの塩焼きそば」。岩槻ねぎを主役に、国産豚やその他の野菜を具に、試行錯誤して作られた特製の塩ダレで味付けされている。あくまでも主役はねぎ。その甘さと香りを引き立たせる炒め方がポイントだ。...»

のらぼう菜うどん

地域に根付く「のらぼう菜」を使用した、春を感じさせる逸品

小川町・嵐山町・ときがわ町などの地域で栽培された「のらぼう菜」を原材料として使用した名物。のらぼう菜は、関東郡代伊奈備前守より配布され天明・天保の飢饉を救ったという言われを持つ地域伝統野菜で、ビタミンCが豊富。野菜の「高菜」に似ており、誰でも好き嫌いなく食べられるだろう。麺との相性が良いことから、埼玉県名物のうどんと伝統野菜を組み合わせた新商品開発を進めていく中で誕生した。「のらぼう菜の麺」と「季節の掻揚(のらぼう菜)」のコラボレーションはまさに絶品。...»

熊谷うどん

もちもちして、コシがある

有数の小麦の生産を誇る熊谷で、熊谷産小麦を50パーセント以上使用し、熊谷で製麺された地産地消のブランドうどんです。 熊谷市は50年以上にわたり、県内で最も小麦の生産量が多い地域として知られています。この地域では武蔵野うどんや冷汁うどんといった郷土料理も広まっています。 この地域特有の資源を活かして、熊谷市独自のうどんブランドを打ち出しました。通常、地元で栽培された小麦を使用したうどんが提供されていますが、中には外国産の小麦を混ぜて使う店舗もあるようです。また、汁の味に特別な制約はないため、各店舗ごとに異なる味わいが楽しめるほか、創作うどんも存在しています。 ...»

小松菜餃子

特産の小松菜が皮に中身にたっぷり入った、風味抜群の名物餃子

現在、三郷市には250件を超す小松菜生産農家があり、埼玉県でも有数の生産量を誇っている。この地元で取れた小松菜を使用し、調味料を少なく抑えて出来るだけ素材の味を生かした名物が“小松菜餃子”。小松菜と肉を一晩寝かすことでより旨味を引き出した“熟餃子”だ。小松菜パウダーを皮に練りこみ、具にも小松菜をたっぷりと入れることで、栄養価が高く、また小松菜の風味抜群の一品に仕上がっている。地元で取れた小松菜を使用した名物には他にも煎餅・クッキーなどがある。...»

行田フライ

揚げ物ではなく、焼き物!行田市でうまれたご当地B級グルメ

埼玉県行田市周辺で食べられている”行田フライ”は、小麦粉を水で溶いたものに肉、ねぎ、卵などの具材を入れて焼いて、ソースや醤油で味付けをしたシンプルなもの。その歴史は昭和初期にまでさかのぼり、行田周辺の足袋工場で働く女性工員のおやつとして出していたのが発祥だといわれ、手頃な値段で簡単に作れ、なおかつ腹持ちが良いとして、各家庭でも作るようになり広まったといわれる。現在ではご当地のB級グルメとして注目を集めており、行田市内だけでも30店舗以上のフライ屋で味わえる。...»

あずきすくい

小豆の濃厚な甘味に箕型の麺の食感。郷土に伝わる和風スイーツ

郷土料理である「小豆ぼうとう」をルーツとした名物 “あずきすくい”。埼玉県内の東秩父村で育まれ、昔から「ふるさとの味」として親しまれている田舎の伝統料理を代表する逸品。ほうとうのような麺を入れるのではなく、小麦粉を小さな「箕(み)」の形にしてあるのが特徴で、「あずきすくい」の名称は、小麦粉の麺を小さな「箕」で小豆をすくいながら食べることから命名された。小麦粉と小豆の地産素材のハーモニーが、どこか懐かしくも新鮮な味わいを醸し出す。...»

蔵の街さいだぁ

酒蔵の仕込み水を使用した子どもから大人まで楽しめる懐かしい味

埼玉県川越市の酒蔵で使用する仕込水を使い、すっきりとした甘みと風味を出すために甘味料ではなく上質なグラニュー糖を加えて作ったこだわりの逸品。炭酸がきつくないので小さな子どももおいしく飲めるご当地サイダーだ。戦後の川越にはサイダーやラムネを製造する工場があり、この地で育つ子どもたちにも親しまれてきた。その当時の懐かしい味を復活させようと企画されたのがこの“蔵の街さいだぁ”で、大人には懐かしく、子どもには新しいおいしさとして幅広く親しまれている。...»

しゃくし菜

しゃもじに似た白菜のような漬物向きの冬野菜。炒めても美味!

標高が高い秩父地方で、白菜のかわりにつくられてきた、正式名称は「雪白体菜(せっぱくたいさい)」という野菜。「飯じゃくし(しゃもじ)」に似ていることから秩父地方では「しゃくし菜」と呼ばれる。秩父地域のしゃくし菜は、漬物用として古くから栽培されているが、炒めても良く、まんじゅうやお焼きのあんにもあう。タネ播きが適期より早いと病害虫が多くなり、遅いと株が小さくなるため、同じ秩父地方でも、標高の高低により播き時が異なる。豊かな緑とせせらぎに囲まれた段々畑などで育てられる。 旬     11月 12月 ...»

麦雑穀工房 マイクロ ブルワリー

地域自給100%を目指した環境にも体にも優しい埼玉地ビール

地産地消を柱に、環境にやさしく健康によい美味しいビールを目指すブルワリーが提供している地ビール。化学物質を使用せず、自然力を重視して育てた有機栽培の原料を地元地域で自給して製造に使っている。南ドイツ産酵母がたっぷりと入り、華やかなフルーツの香りが楽しめる「雑穀Weizen」や、豊かなコク味が特徴で18世紀のロンドンパブで荷役人達に好んで飲まれたというダークエールを復元した「おがわPorter」などの通年商品の他、春夏秋の季節に合わせて醸造される期間限定ペールエールなど多彩な味が楽しめる。...»

クワイ

煮ても焼いてもおいしい、シャキシャキ食感の伝統野菜

さいたま市や草加市で生産されている伝統野菜で、大きな芽が出ることから「めでたい」ものとされ、正月料理や祝い事の際に欠かせない食材となっている。栄養価が高いことでも知られており、中国では漢方薬にも使われていたこともあるようだ。オモダカ科の水生植物で、地下にできる塊茎(かいけい)という部分が食用となる。塊茎はアクが強いため、調理の際にはしっかりとアク抜きすることが必要。濃いめの出汁や酒、醤油、みりん、塩等で煮ると良い具合の煮しめができる。 旬 11月 12月 1月...»

行田在来

甘みが強く独特の風味が特徴的。幻の大豆と呼ばれた名品が復活!

かつて行田市周辺で栽培されていたが、時代の流れとともに姿を消していた幻の大豆“行田在来”が、最近の研究所の鑑定で、豆腐の材料として適正が高いことが分かり、豆腐加工メーカーからも好評を得たことから、栽培が復活し、注目を集めている。行田在来の豆腐は、風味と甘みが良くおいしいと、地元でも評判。その素材の味が楽しめるえだまめを始め、味噌やおかき、そして行田名物“ゼリーフライ”など、次々と新たな商品が販売され、現在では地元のスーパーでも見かけられるおいしいご当地食材として認知され始めているようだ。 旬     10月 ...»

紅赤(サツマイモ)

鮮やかな紅色で、とても甘く上品な味。人気があるサツマイモ

紅赤(べにあか)はサツマイモの品種名で、別名「金時(きんとき)」とも称されている。1898年(明治31年)、埼玉県木崎村(現さいたま市)の主婦山田いちが、偶然発見したサツマイモの突然変異種である。当時としては、とても甘いイモとして人気を博し、外見の鮮やかな紅色の特徴からもサツマイモの女王とも言える存在だった。しかし、栽培が難しく、時勢に合わず激減の一歩をたどった。幻のイモとまで言われた紅赤だが、美しい色と上品な味は人気があり、現在でも川越市内で栽培されている。 旬     8月 9月 10月 11月 12月...»

にんじんうどん

特産のニンジンを生地に練り込んだ、見た目も鮮やか栄養満点うどん

埼玉県の最南端に位置する新座市。水はけのよい関東ローム層の土壌と雑木林の有機肥料で肥えた土地をいかしたにんじん栽培が盛ん。また、この周辺では、昔から小麦粉生産が行われていたことから、おもてなし料理に”手打ちうどん”を出す風習があった。そのふたつの地産品に目をつけ、地元の製麺所がうみだしたのが”にんじんうどん”だ。 一日に必要なカロテンの半分が! ペースト状にしたにんじんが生地に練り込まれ、ほんのりオレンジ色のうどんは栄養満点。今では「埼玉ご当地B級グルメ王決定戦」でもお馴染みになり、新座市のおみやげとしても人気だ。鮮やかな彩り、ツルツル・シコシコとした食感で、ニンジンの香りと甘さがほんのり...»

イモ料理

川越の赤土が育てた絶品いもは、スイーツから懐石料理まで!

埼玉県は関東ローム層に属する地域で、水はけの良い地質から、さつまいも、ごぼう、にんじんなどの根菜類の生産が盛んだ。特に川越市は、昔からさつまいもの産地として有名で、大江戸日本橋から川越札の辻まで十三里だったことから「九里四里(栗より)うまい十三里」という言葉があるほど、“川越いも”のおいしさは評判だった。“川越いも”を使ったいも料理は、壷型の釜炉のなかにイモを吊るして炭で蒸し焼きにする“壷焼きいも”や、砂糖を塗ってサクサクに焼いた“いもせんべい”のほか、最近では創作懐石料理も登場している。...»

秩父錦

米本来の旨味をしっかり感じさせる酒好きもうなる逸品

年間を通して寒暖の差、夏と冬の気温差が非常に大きい秩父地方は酒造りに適した地域。“秩父錦”は甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)を源流とする荒川水系の良質な岩清水を使っているため、混じりけのない米本来の旨味を楽しめる。清酒の位置づけとしては「淡麗辛口」だが、濃厚でコクがありしっかりとした飲み応えが特徴。同時に雑味や日本酒特有の鼻をつく臭みもなくすっきりといただける。寛延2年(1749年)の創業以来引き継がれてきた、伝統の手法で造られている“秩父錦”。職人が丹精込めて造った地酒をじっくり楽しみたい。 矢尾本店 江戸中期の1749年、近江商人の矢尾喜兵衛が秩父大宮郷に移住し、「升屋利兵衛」という屋号で酒...»

秩父そば

秩父の厳しい環境が育てた、コシが強くて風味豊かな名物そば

秩父地方は四方を山々に囲まれた盆地になっており、小石が多く土地が痩せぎみだが、昼夜の寒暖差や夏冬の気温差が大きい気候であることから、そばの栽培に適している。その環境と、埼玉と東京を流れる荒川上流部の澄んだ源流を利用して栽培された秩父のそばは、コシが強く、風味が豊かだ。昔は、祭事などに出すごちそうや、遠方から来た来客用のおもてなし料理として、どこの家庭でもそば打ちが行なわれており、伝統的な郷土の味として親しまれていた。現在でも蕎麦屋が多く点在し、食べ歩きマップも作られている。...»

たらし焼き(埼玉県)

農作業の合間やおやつに食べた、生地をたらして焼く小麦粉料理

埼玉県の秩父地方を中心に、菓子があまりなかった頃、農作業の合間や、おやつに食べた小麦粉料理。作り方は小麦粉に味噌、細かくきざんだネギや青ジソを加え、水で溶いたら鉄板にたらし、こんがりと両面を焼くだけ。生地をたらして焼くから「たらし焼き」と呼ばれるようになったと言われている。今でも根強い人気があり、しょう油や砂糖、ゴマなどで味付けを変えてみたり、桜えびや、ふきのとうなどの旬の野菜を混ぜこんだりして、各家庭の味として引き継がれている。たらし焼きをゴマ味噌であえて、ゴマ和えにすることもある。 ...»

べに花まんじゅう

べに花で有名な郷桶川市の名物。昔懐かしの小麦まんじゅう

江戸時代末期、「桶川臙脂」というブランド名で有名だった桶川のべに花は、化学染料の普及により衰退していった。しかし近年、桶川市のまちおこしを目的に「べに花」を使った各種関連商品の開発が行われ、そのひとつとして「べに花まんじゅう」が誕生。良質な小麦から作られた小麦まんじゅうに、べに花の色素を練り込みほんのり黄色みがかった皮を作り上げた。こしあんやつぶあんをその皮で包み、懐かしい味を再現。その繊細な味わいが人気を博し、現在では桶川の名物となっている。...»

五家宝

日本茶に良くあうの埼玉の伝統的銘菓

古くから作られ、かつて草加市の草加煎餅・川越市の芋菓子と共に埼玉の三大銘菓のひとつといわれていた「五家宝」。時代の流れから一時は存続が危ぶまれていた時期もあったが、近年は伝統製法で作られる無添加の自然食品として見直され注目を集めている。きな粉をまぶした独特の粘着性を持つ生地の歯ざわりと、餅を砕いたのちに煎って作られる香ばしいアラレ状のタネの組み合わせが「五家宝」ならではの食感を演出し、口どけの良さと相成って広がる控えめな甘さで昔ながらの素朴な味わいが楽しめる。「五嘉棒」の名で文政年間に熊谷で売り出され、その後「五嘉宝」「五箇宝」表記を経て、「五穀は家の宝である」という祈りを込めて現在の表記とな...»

味噌付けまんじゅう

秘伝の甘味噌ダレと餡がベストマッチ!モチモチ食感の焼き饅頭

手軽に食べられる和グルメ。江戸時代に西川材をいかだで運ぶ職人達が弁当として食べていた焼き饅頭が起源だと言われている。その弁当というのは、蒸した酒饅頭を夏場でも腐らないよう表面に味噌を塗って焼いたもの。現在の「味噌付けまんじゅう」もほぼ同じように、串に刺した酒饅頭を焦げ目がつくまで焼き上げ、味噌だれを付けている。皮の部分は香ばしくモチモチ。秘伝の甘味噌ダレと饅頭の餡が見事にマッチしており、クセになる味わいを生み出している。...»

十万石まんじゅう

かの棟方志功も絶賛!うまい、うますぎる 十万石まんじゅう

株式会社十万石ふくさやが製造販売する埼玉県を代表する銘菓である。奈良大和芋”つくね芋”を毎朝すりおろし、新潟県産コシヒカリの粉を使った薯蕷皮と、厳選された北海道十勝産小豆を自家炊きしたこしあんが、絶妙のバランスでしっとりしたおいしさ演出している。先代が画家 棟方志功に十万石まんじゅうを持参し、それを食べた志功が「うまい。行田名物にしておくには、うますぎる。忍城のお姫様が生きていればきっと同じ事を言ったに違いない」と絵を描いた。現在それは、商品のキャッチフレーズとパッケージとして使われている。 特徴 埼玉県のお菓子で、日本各地の素材を使用しています。北海道十勝産の小豆を使ったこしあんを餡にし...»

いも恋

一つひとつが手作業!お芋とあんこをやさしく包みます

小江戸といわれ古い町並みが残る埼玉県川越市に本社をおく「菓匠 右門」の代表銘菓は、さつまいもとつぶ餡を山芋ともち粉の生地でやさしく包み、昔なつかしい風味に仕上げたおまんじゅうである。輪切りにしたさつまいもと、吟味したオーガニックな素材で作られたつぶ餡、もちもち感のある生地の3つ要素が合わさり、「いも恋」のしっとりとしたおいしさが生まれる。埼玉県より「彩の国認定優良ブランド品」としても認定され、名実ともに埼玉県を代表するお菓子である。...»

えびし

秩父地方の伝統的な保存食。戦国の保存食として古くから作られたもので、終戦頃までは結婚式の膳部を飾ったものだった。「柚餅子(ゆべし)」が訛って「えびし」と呼ばれるようになったといわれている。柑橘の皮や木の実をはじめ、様々な材料を刻んで混ぜ込むので、作る家庭によって個性が出る。基本的には、くるみ・ピーナッツ・柚子の皮・紅生姜を刻み、水・小麦粉・ごま・砂糖・醤油・酒などと練り合わせた後、棒状に丸めたものを蒸し上げる。食べるときは、薄く輪切りにする。...»

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